対銀冠穴熊

感想 土佐浩司六段戦。大好きなカードで、早くも3局目。 これまでの対局では、藤井四段の振り飛車に土佐六段が穴熊に組みにいく形だった。本局の土佐六段も持久戦調を目指したが、☗５九銀から角道をあけながら銀冠穴熊に組みに行った。やや変則的な形だが...

感想 小野敦生五段との一戦。小野五段はこの約1年後に31歳の若さで亡くなっている。このカードはこれが唯一の将棋だ。 戦型は藤井四段の三間飛車に小野五段の銀冠穴熊。この形は後手の角道が空いていることが脅威だが、藤井四段は☗５九角～☗３七角と展...

感想 藤井先生は1994/4/1付けで四段昇段であり、プロ入り前最後の対局だったと思われる。 本局は真田三段が角道を開けたまま左美濃～穴熊に組む趣向を見せたが、藤井三段は堂々と銀冠に組んだ。後手の右金を穴熊にくっつけづらいというのが先手の主...