対左美濃

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1995/1/10 室岡克彦六段—藤井猛五段(順位戦)

感想 8連勝中の藤井五段と5勝2敗の室岡克彦六段の戦い。室岡六段とはこの頃必ず四間飛車対天守閣美濃という戦型になっており、お互い「こちらが良いはず」という信念をもって研究をぶつけあっている。その結果、対局が行われるたびに藤井五段が新構想、新...
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1994/11/15 石川陽生五段—藤井猛五段(順位戦)

感想 6連勝中の藤井五段と3勝2敗の石川五段の戦い。石川五段とは初手合い。 戦型は藤井五段の四間飛車に石川五段の天守閣美濃。 本局は『藤井システム』(毎日コミュニケーションズ)に自戦記が掲載されている。 この将棋は石川五段が一段金のまま駒組...
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1994/10/21 室岡克彦六段—藤井猛五段(棋聖戦)

感想 室岡克彦六段との戦い。室岡六段とは1993年2月、1993年11月、1994年9月、そして本局とよく当たっている。特に1993年11月からは藤井五段の四間飛車と室岡六段の天守閣美濃の戦いで、お互いの研究がぶつかり、最先端の将棋の推移を...
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1994/10/4 藤井猛五段—宮田利男七段(順位戦) ※指し直し局

感想 千日手になり藤井五段は再び先手を得た。 藤井五段は3手目、3分考え三間飛車に構える。今までの将棋から離れ、力で勝負しに行く意思を感じる。対して宮田七段は位取りではなく天守閣美濃に組んだ。 36手目の局面は飯塚祐紀四段戦(1993/2/...
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1994/9/21 藤井猛五段—室岡克彦六段(王位戦)

感想 室岡克彦六段との戦い。室岡六段とは過去2局対戦し、藤井五段の四間飛車に居飛車穴熊、天守閣美濃をぶつけてきており、当時の最先端の将棋が指されている。佐藤康光竜王(当時)との研究パートナーであったことも有名であり、別の将棋の自戦解説では「...
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1994/7/21 佐藤康光竜王—藤井猛五段(王将戦)

感想 佐藤康光竜王との戦い。佐藤康光竜王とはこれが初手合い。タイトルホルダーと公式戦を戦うのも初だ。 本局は自戦解説掲載局。1994年度からは対左美濃藤井システムの進化を示す重要な対局が増え、自戦解説掲載頻度が高くなっている。 戦型は藤井五...
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1994/6/30 藤井猛五段—南芳一九段(王将戦)

感想 王将戦二次予選、南芳一九段との対局。南九段は藤井五段がプロデビューした頃タイトルを争う程の活躍を見せていた。タイトル戦登場回数16回、タイトル獲得数7期の実績を持つ。藤井五段が戦うステージが徐々に上がってきている。 本局は『藤井猛全局...
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1994/6/6 森内俊之七段—藤井猛五段(IBM杯)

感想 順位戦昇級者同士のトーナメントであるIBM杯。本局はB2→B1級昇級者の森内俊之七段との対戦。準決勝という舞台だ。森内七段とは2局目。前局は1991年度で、相穴熊のこってりした将棋だった。久々の対局となる。 本局藤井五段は後手。戦型は...
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1993/12/14 藤井猛四段—武者野勝巳六段(順位戦)

感想 武者野勝巳六段との順位戦。武者野六段とはこれが唯一の対局。武者野六段は藤井猛竜王時代、竜王戦群馬対局やインターネット中継に尽力された印象がある。順位戦成績はここまで藤井四段が5勝1敗、武者野六段は6連勝!成績が良い者同士の対決で、昇級...
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1993/11/29 室岡克彦六段—藤井猛四段(竜王戦)

感想 室岡克彦六段との戦い。9か月ぶりに顔を合わせた。藤井四段は竜王戦4組の初陣。 室岡六段との前回の戦いでは、室岡六段が居飛車穴熊を選択したが、本局では天守閣美濃。 序盤、まず16手目☖6四歩が目を引く。 ☖6二玉型で☖6四歩と突くのは当...
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1993/11/25 阿部隆六段—藤井猛四段(棋聖戦)

感想 阿部隆六段との対戦。1992年度の新人王戦以来2回目の対戦となる。 戦型は藤井四段の四間飛車に阿部六段の天守閣美濃。 29手目、☗4九金型のまま、☖4四角とできない状態で☗2四歩と仕掛けていったのが阿部六段の工夫と思う。 一段金天守閣...
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1993/10/26 藤井猛四段—沼春雄五段(順位戦)

感想 沼春雄五段との順位戦。ここまで藤井四段は3勝1敗、沼五段は2勝3敗。昇級に向け負けられない戦いが続く。 本局、藤井四段は三間飛車を採用。沼五段は6筋からの仕掛けを見せつつ天守閣美濃に囲い、陣形差と主導権どちらも主張しようとしている。そ...
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1993/9/13 勝浦修九段—藤井猛四段(王位戦)

感想 勝浦修九段との戦い。勝浦九段とは1991年度にも対戦しており、お互いがっちり銀冠に組み合う将棋で負けている。 本局も勝浦九段は16手目☖5三銀右と持久戦調の構え。藤井四段は四間飛車であったが、そこで☗7五歩と三間飛車への変化を示した。...
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1993/8/2 藤井猛四段—佐藤秀司四段(王座戦)

感想 佐藤秀司四段との戦い。1か月も経たず再戦することになった。本局は藤井四段にとって第42期王座戦初戦。 本局は『振り飛車党宣言!④四間飛車対左美濃』に自戦解説が掲載されている。 戦型は藤井四段の四間飛車に佐藤四段の天守閣美濃。藤井四段が...
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1993/7/16 藤井猛四段—島明七段(全日プロ)

感想 初代竜王、島朗七段との対局。 本局、藤井四段が3手目☗7五歩と三間飛車を明示し、純正石田流に組んだ。対する島明七段の作戦は天守閣美濃だった。 じっくり組み合ったところ、藤井四段は玉側の端の位は放棄し、中央の手を優先した。40手目の局面...