対銀冠

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1993/5/18 浦野真彦六段—藤井猛四段(王将戦)

感想 浦野真彦六段との対局。将棋も、将棋に対する姿勢もカッコいい棋士。 本局は藤井四段の四間飛車に、浦野六段は居飛車持久戦を選択。がっぷり四つの相銀冠になった。ただし居飛車が☗9五歩と端を取っているのが珍しい。 44手目☖2四歩が相手の理想...
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1991/9/20 真部一男八段—藤井猛四段(王位戦)

感想 真部一男八段との戦い。 『将棋世界』に真部一男九段の『将棋論考』と河口俊彦八段の『新・対局日誌』が連載されていた時代、私はこの2つの連載を楽しみに『将棋世界』を買っていた。この二人の将棋の見方が自分の将棋の見方の元になっている。本局は...
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1991/6/6 深浦康市三段—藤井猛四段(若駒戦)

感想 後にバチバチの名勝負を重ねる深浦康市三段との初戦。 藤井四段の四間飛車に深浦三段が天守閣美濃を示した。☖4三銀(24手目)が早く、後に言われる「対左美濃藤井システム」が成熟していく最中の将棋と思われる。そう言えば『藤井システム』(毎日...
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1991/5/30 佐藤大五郎八段—藤井猛四段(早指し選手権戦)

感想 「薪割り流」という異名を持つ佐藤大五郎八段との一戦。佐藤八段は四間飛車党であり、藤井四段が居飛車を選択した。 戦型は相穴熊の雰囲気もあったが、☖9四歩☗9六歩の交換があり、藤井四段の天守閣美濃と佐藤八段の美濃囲いとなった。☗3八玉~☗...
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1991/4/12 堀口弘治五段—藤井猛四段(棋聖戦)

感想 プロデビュー後初の四間飛車。今の目で見ると四間飛車の構え方でも、☖3二銀~☖4二飛という順は新鮮に感じる。今では☖3一銀の活用は後回しにする。 本局は藤井四段の四間飛車穴熊に対し、堀口五段が銀冠から角道を開けたまま仕掛けを狙った。堅い...