相居飛車

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1994/9/16 藤井猛五段—安西勝一五段(棋聖戦)

感想 安西勝一五段との対戦。安西五段とは過去公式戦で1戦1勝、非公式戦で1戦1敗という戦績。いずれも安西五段が振り飛車で藤井五段が居飛車の対抗形になっている。 本局の戦型は、振り飛車党同士でたまに見られる駆け引きの末、相矢倉になった。 安西...
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1994/8/9 森内俊之七段—藤井猛五段(王将戦)

感想 佐藤康光竜王を破り、二次予選決勝で森内俊之七段と戦う。 戦型はまさかの力戦相居飛車。3~4手目の9筋の突き合いや5手目☗4八銀と、森内七段がいかにも対振り飛車決め打ちの駒組みを進めていることが影響したか、6手目に☖8四歩と突いて藤井五...
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1993/3/31 藤井猛四段—佐藤義則九段(王将戦)

感想 1992年度最終局、佐藤義則九段との一戦。 本局は非常に珍しい藤井四段の初手☗2六歩。ひねり飛車にしたかったということかもしれない。 藤井四段は中住まいで両翼の桂馬と飛車角が存分に使える形、佐藤九段は金冠というような形。藤井四段が十分...
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1992/7/14 藤井猛四段—中田功五段(順位戦) ※指し直し局

感想 千日手指し直し局。21時35分対局開始。 今度こそどちらかが振ると思いきや3手目☗2六歩に☖8四歩と応じ、横歩取りとなった。お互い意地になっているような面白さがある。藤井四段の横歩取りは4月の桐山九段戦(NHK杯)以来2回目。桐山九段...
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1992/3/25 藤井猛四段—平藤眞吾四段(竜王戦)

感想 平藤眞吾四段は藤井四段と同じ時に四段昇段した棋士。所属は関東と関西に分かれていたが、四段昇段同期ということで少し意識するところがあっただろうか。 本局も藤井四段は自主的に居飛車を選択した。これで3局連続居飛車だ。しかも本局は早囲い系で...
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1992/3/13 飯田弘之五段—藤井猛四段(王将戦)

感想 飯田弘之五段との王将戦。飯田五段の☗2六歩に、藤井四段がまさかの☖8四歩。相居飛車となった。 飯田五段は浮き飛車からぶんぶん飛車を振り回しリードを奪いに行く。飯田五段が上手くやっているように見えたが、☗3六飛に☖4四角は藤井四段が見せ...
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1992/1/10 藤井猛四段—富沢幹雄八段(竜王戦)

感想 富沢幹雄八段と2回目の対戦。前回、富沢キックを喰らって負けてしまったのでリベンジ戦となる。 本局は相矢倉となった。富沢八段が後手番ながら早々に☖8四銀と棒銀にして好戦的な作戦を示した一方、藤井四段も早めに金矢倉を構築してすぐ潰れないよ...
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1991/11/21 高田尚平四段—藤井猛四段(天王戦)

感想 高田尚平四段との対局。不思議と同じ棋士との対局が続くことがある。 天王戦は1992年まで行われていた棋戦。今の叡王戦と似ており、段位別の予選があり、各段から2名ずつ本戦進出者を決めていたようだ。 本局はまさかの相掛かり。高田四段が3手...
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1991/4/3 藤井猛四段—山口英夫七段(棋聖戦)

感想 藤井先生のプロデビュー戦。 山口英夫七段は振り飛車党であり、藤井四段は3手目に居飛車を明示した。ところがそれを見た山口七段も居飛車にし、藤井四段のデビュー戦は相居飛車となった。 お互い早囲いからの矢倉となるが、藤井四段だけ飛車先の歩を...