対三間飛車

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1994/9/13 藤井猛五段—佐伯昌優八段(順位戦) ※指し直し局

感想 千日手になり藤井五段は先手を得た。また40分ほど時間的にも優位に立った。 指し直し局は佐伯八段が4手目☖7五歩として三間飛車を明示。それを見て藤井五段が居飛車にスイッチした。戦型は相振り模様対抗形。千日手局と指し直し局で対抗形の居飛車...
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1992/11/26 藤井猛四段—菊地常夫六段(竜王戦)

感想 菊地常夫六段との一戦。菊地六段はこの時まだ43歳。藤井四段は竜王戦5組での初戦となる。 戦型は向かい飛車対三間飛車の古典的相振り飛車になるかと思いきや、後手の☖8二銀が早いと見たか、藤井四段が居飛車に変化した。通常の対抗形では金無双や...
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1992/10/1 藤井猛四段—安西勝一五段(銀河戦)

感想 安西勝一五段との銀河戦。安西五段は順位戦デビューの相手で、前局は居飛車穴熊で快勝した。 本局も安西五段は三間飛車を採用した。対する藤井四段は、今回は天守閣美濃を採用した。 藤井四段が3筋の歩交換を行った。3筋で飛車が向かい合っている状...
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1992/3/17 藤井猛四段—木下浩一四段(順位戦)

感想 順位戦最終局。6勝3敗の藤井猛四段と4勝5敗の木下浩一四段の対戦。 藤井四段が☗7六歩~☗6六歩と振り飛車の出だしを見せたが、木下四段が4手目☖3五歩と三間飛車を見せたことで居飛車にスイッチした。藤井九段による戦型分類は「相振り模様対...
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1991/8/3 森安秀光九段—藤井猛四段(早指し選手権戦)

感想 振り飛車党タイトル経験者、森安秀光九段との戦い。『藤井猛全局集 竜王獲得まで』には、今では本の中でしか見ることがない棋士との戦いも多い。棋譜が残っているだけでその棋士の姿を生々しく感じることができる。『藤井猛全局集 竜王獲得まで』の良...
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1991/6/18 藤井猛四段—安西勝一五段(順位戦)

感想 いよいよ藤井猛四段の順位戦が始まる。並べる方も気合が入る。どうでもいいことだが、番勝負やリーグの最初の将棋が先手というのはなんとなく気分が良い。 藤井四段との共著ではないが、安西五段もまた『振り飛車党宣言』の著書の一人。ここまで並べて...
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1991/5/30 小倉久史四段—藤井猛四段(早指し選手権戦)

感想 小倉久史四段との戦い。この2年後に、藤井四段は小倉五段、杉本昌隆四段と『振り飛車党宣言!』という本を作る。1990年代初頭も振り飛車はそれ程評価されていなかったが、若手振り飛車党たちによる熱の入った名著である。 本局は藤井四段の居飛車...
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1990/10/31 飯田弘之五段—藤井猛三段(新人王戦)

感想 プロ入り前ではあるが、藤井先生の公式戦デビューになるのだろうか。 飯田五段は振り飛車党で、相振り飛車をあまり指さなかった藤井三段が居飛車を持つ形になった。しかも藤井三段の天守閣美濃という将棋だ。 当時は「対左美濃藤井システム」も無い時...