棋譜並べ1991/3/20 藤井猛三段—真田圭一三段(若駒戦) 感想藤井先生は1994/4/1付けで四段昇段であり、プロ入り前最後の対局だったと思われる。本局は真田三段が角道を開けたまま左美濃~穴熊に組む趣向を見せたが、藤井三段は堂々と銀冠に組んだ。後手の右金を穴熊にくっつけづらいというのが先手の主張の... 2022年12月29日棋譜並べ
棋譜並べ1991/1/25 藤井猛三段—泉正樹六段(新人王戦) 感想衝撃的な棋譜。これも藤井将棋の傑作のひとつではないだろうか。『藤井猛全局集 竜王獲得まで』で最初に出てくる相振り飛車の棋譜。藤井三段の高美濃に泉六段の金無双。藤井三段が露骨に金無双の弱点である6四の地点を狙いに行ったところ、泉六段が十字... 2022年12月28日棋譜並べ
棋譜並べ1990/12/27 長岡俊勝三段—藤井猛三段(若駒戦) 感想長岡俊勝三段はこの翌年に奨励会を退会したが、その後2001年アマ名人戦優勝等、アマチュア将棋界で活躍している。その長岡三段は居飛車党だが、藤井先生も居飛車に構え、今の目で見ると意表の相矢倉となった。藤井三段の時代は「いざというときは居飛... 2022年12月26日棋譜並べ
棋譜並べ1990/10/31 飯田弘之五段—藤井猛三段(新人王戦) 感想プロ入り前ではあるが、藤井先生の公式戦デビューになるのだろうか。飯田五段は振り飛車党で、相振り飛車をあまり指さなかった藤井三段が居飛車を持つ形になった。しかも藤井三段の天守閣美濃という将棋だ。当時は「対左美濃藤井システム」も無い時代で、... 2022年12月25日棋譜並べ
棋譜並べ1990/8/1 小池裕樹三段—藤井猛三段(若駒戦) 感想前局から1年経ち、同じ若駒戦。初段から三段に飛躍している。おそらくは東京での一人暮らしも落ち着き、周りの将棋情報もスポンジのように吸収し、充実した時期だったのではないかと思う。本局は藤井三段が覚悟を決めて取り入れた振り飛車穴熊。序盤、相... 2022年12月25日棋譜並べ
棋譜並べ1989/6/14 藤井猛初段—石堀浩二初段(若駒戦) 感想『藤井猛全局集 竜王獲得まで』には、藤井猛九段がプロ(四段)になる前の棋譜もいくつか収録されている。記念すべき収録第1局は「藤井猛初段」の将棋。貴重な1980年代の藤井先生の将棋だ。奨励会時代の主流戦法だったという藤井初段の中飛車。序盤... 2022年12月24日棋譜並べ