対5筋位取り

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1995/10/27 藤井猛六段—鈴木輝彦七段(王座戦)

感想第44期王座戦初陣。鈴木輝彦七段と戦う。鈴木七段とは過去1戦1勝。藤井六段は四間飛車。9手目☗3八玉でいつもと違う雰囲気が出ている。藤井六段は☗3八銀が多い。鈴木七段との前局の戦いを見ると、位取りから盛り上がるような指し方をしてきた。位...
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1995/8/25 藤井猛六段—田中魁秀八段(順位戦)

感想田中魁秀八段との一戦。田中八段は佐藤康光九段の師匠。本局が初対戦。これまでの順位戦成績は、田中八段が2連勝、藤井六段が1勝1敗。戦型は藤井六段の四間飛車に田中八段の5筋位取り。29手目☗4八飛に78分も考えたのは、宮坂幸雄八段戦(199...
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1995/7/28 藤井猛六段—東和男七段(順位戦)

感想順位戦第2回戦、東和男七段と戦う。戦型はまず藤井六段の四間飛車。玉側の端を受けず、穴熊にするのか美濃囲いにするのかなかなか明示しなかった。東七段も☖5三銀型に構えたもののその後どういう形を目指すのか明示しない。お互いに相手の形を見て自分...
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1995/3/7 藤井猛五段—桜井昇七段(順位戦)

感想第53期順位戦C級1組最終局。藤井五段は9連勝、桜井七段は3勝6敗。前節は抜け番であり、他の対局の結果昇級が決まった状態で本局を迎えることになった。藤井五段は唯一の全勝だが、本局に敗れた場合2位昇級になってしまう可能性がある。戦型は藤井...
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1995/3/1 宮坂幸雄八段—藤井猛五段(NHK杯)

感想宮坂幸雄八段との戦い。過去藤井五段の1戦1勝。戦型は藤井五段の四間飛車に宮坂八段の5筋位取り。27手目☗6五歩の局面はつい最近の佐藤秀司五段戦(1995/1/24・王将戦)と同一局面。☖6二飛と迎え撃って藤井五段が優位を築いたが、逆転負...
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1995/1/24 佐藤秀司五段—藤井猛五段(王将戦)

感想第45期王将戦初戦、佐藤秀司五段との戦い。佐藤五段とは過去1勝1敗。戦型は藤井五段の四間飛車に佐藤五段の5筋位取り。☗6五歩に☖6二飛が習いある受けの手筋。本譜は佐藤五段が2枚の銀を前に繰り出し、全力で抑え込もうとしてきた。35手目の局...
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1994/12/12 中原誠永世十段—藤井猛五段(王座戦)

感想ついに中原誠永世十段と戦う。中原永世十段の実績は言うまでもないが、この対局の時は47歳で、いよいよタイトルをすべて失い、永世十段を名乗った頃だった。藤井五段は四間飛車。中原永世十段は5筋に位を張った。藤井五段は☖3一銀型のままであること...
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1994/9/13 佐伯昌優八段—藤井猛五段(順位戦) ※千日手局

感想順位戦連戦。宮坂八段、佐伯八段とベテランとの戦いが続く。順位戦の戦績はここまで藤井五段3連勝、佐伯八段3連敗。ベテラン対若手の構図は、若手は決して負けられないと思っているはずだが、ベテランが思いもよらぬ味を見せて勝つこともある。この構図...
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1994/1/14 藤井猛四段—鈴木輝彦七段(竜王戦)

感想鈴木輝彦七段との戦い。藤井四段の四間飛車に、鈴木七段は5筋位取りから☖5二金左として徹底的に抑え込もうとする形。藤井四段は☖5五歩に対してさっと☗7五歩と7筋の位を取って三間飛車に振り直し、一方的に抑え込まれないようにした。お互いの主張...
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1993/9/30 飯塚祐紀四段—藤井猛四段(王座戦)

感想飯塚祐紀八段との戦い。2月以来、約7か月ぶりの対戦。最近飯塚祐紀八段昇段祝賀会が行われたという情報を目にした。いつも思うことだが、今九段や八段になった棋士の四段同士時代の棋譜を並べることができるというのは、面白さを感じる。戦型は飯塚四段...
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1991/11/1 藤井猛四段—佐藤義則七段(棋聖戦)

感想過密と言えるような対局スケジュールをこなしてきた藤井四段だったが、ここで少し間が空いた。本来10月16日に山口千嶺七段戦(棋聖戦)があるはずだったが、不戦勝で対局が無くなっている。こういう時、棋士のファンにとっては「ラッキー」とは微塵も...