王位戦

棋譜並べ

1995/12/11 村山聖八段—藤井猛六段(王位戦)

感想勝てば王位リーグ入りという一局を村山聖八段と戦う。村山八段は藤井六段の1つ年上であるが、この年A級に上がった。この将棋が初対局となる。本局は自戦解説掲載局であり、『将棋世界』2004年4月号の「新手が生まれるとき」というコーナーで「藤井...
棋譜並べ

1995/11/17 先崎学六段—藤井猛六段(王位戦)

感想先崎学六段との戦い。先崎六段とは過去3戦3勝。前局は力戦になった。本局も3手目☗4八銀と振り飛車党の藤井六段に挑発的な手を指してきた。藤井六段は11分考えて☖8四歩。挑発に乗る形ではあるが、今は対居飛車穴熊居玉四間飛車の研究に力を入れて...
棋譜並べ

1995/10/24 小倉久史五段—藤井猛六段(王位戦)

感想振り飛車党、小倉久史五段との戦い。過去の戦績は藤井六段の1勝。前局は小倉五段が振り飛車、藤井六段が居飛車の対抗形となったが、本局はまさかの横歩取り3三角型。『藤井猛全局集 竜王獲得まで』には横歩取りは3局しかないが後手を持っているのはこ...
棋譜並べ

1994/11/30 米長邦雄前名人—藤井猛五段(王位戦)

感想米長邦雄前名人との戦い。米長前名人とは3戦目だが、過去2連敗。『藤井猛全局集 竜王獲得まで』を並べていると、昭和から活躍する棋士の強さも知ることができる。戦型は米長前名人が棒銀や☖7三銀上準急戦を採用しており、左銀系の急戦がメインだ。本...
棋譜並べ

1994/10/18 小野修一七段—藤井猛五段(王位戦)

感想小野修一七段との戦い。小野七段とはこれが初手合い。戦型は藤井五段の四間飛車に小野七段の居飛車穴熊。居飛車穴熊と銀冠にがっぷり組み合うのは島朗八段戦(1994/5/30・王将戦)以来。藤井五段の「組ませて戦う」将棋を並べられるのも楽しみが...
棋譜並べ

1994/9/21 藤井猛五段—室岡克彦六段(王位戦)

感想室岡克彦六段との戦い。室岡六段とは過去2局対戦し、藤井五段の四間飛車に居飛車穴熊、天守閣美濃をぶつけてきており、当時の最先端の将棋が指されている。佐藤康光竜王(当時)との研究パートナーであったことも有名であり、別の将棋の自戦解説では「彼...
棋譜並べ

1993/9/13 勝浦修九段—藤井猛四段(王位戦)

感想勝浦修九段との戦い。勝浦九段とは1991年度にも対戦しており、お互いがっちり銀冠に組み合う将棋で負けている。本局も勝浦九段は16手目☖5三銀右と持久戦調の構え。藤井四段は四間飛車であったが、そこで☗7五歩と三間飛車への変化を示した。☖8...
棋譜並べ

1992/9/24 田丸昇八段—藤井猛四段(王位戦)

感想田丸昇八段との一戦。藤井四段の第34期王位戦初戦である。3~4手目に9筋の交換が入ったのが珍しい。ここに何かしらのアヤがあったか、本局は相矢倉に進んだ。相矢倉と言ってもお互いに玉頭に厚みを築き、長い戦いになりそうな予感がある。序盤少し面...
棋譜並べ

1991/9/20 真部一男八段—藤井猛四段(王位戦)

感想真部一男八段との戦い。『将棋世界』に真部一男九段の『将棋論考』と河口俊彦八段の『新・対局日誌』が連載されていた時代、私はこの2つの連載を楽しみに『将棋世界』を買っていた。この二人の将棋の見方が自分の将棋の見方の元になっている。本局は藤井...