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1993/2/22 神谷広志六段—藤井猛四段(NHK杯)

感想 神谷広志六段との一戦。 前回の対局では石田流に棒金だったが、本局は藤井四段の四間飛車に神谷六段の棒銀となった。 藤井四段の構えは「対棒銀の最強布陣」と言われる形。『四間飛車の急所 第3巻』に詳細な解説がある。ここから☗9八香など手待ち...
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1992/11/12 藤井猛四段—中田功五段(新人王戦)

感想 中田功五段との一戦。前回のこのカードは矢倉(千日手)、横歩取りと意表の相居飛車シリーズになった。本局は藤井四段の四間飛車に中田五段の居飛車となり、安心して並べられる戦型となった。 中田五段の構えは天守閣美濃~米長玉銀冠。一方藤井四段の...
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1992/9/16 藤井猛四段—武市三郎五段(順位戦)

感想 武市三郎五段との順位戦第4回戦。ここまでの順位戦成績は武市五段が0勝3敗、藤井四段が2勝1敗。藤井四段は第3回戦では痛い敗戦を喫した。 武市五段と言えば筋違い角で有名だが、本局は藤井四段が先手。どういう形になるかと思ったが、武市五段は...
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1992/7/17 佐藤大五郎九段—藤井猛四段(全日プロ)

感想 佐藤大五郎九段とは2戦目。前局は藤井四段が天守閣美濃から快勝した。 本局も佐藤九段の四間飛車に藤井四段の天守閣美濃という戦型になった。手順だけ見ると全局と似ているが、佐藤九段が☗5六歩と突いていないだけで全然違う雰囲気だ。そして☗4五...
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1992/6/29 藤井猛四段—深浦康市四段(新人王戦)

感想 今月2度目の深浦康市四段戦。前局では痛い敗戦を喫した。 戦型は深浦四段の居飛車に藤井四段が「5筋位取り中飛車」を採用した。藤井四段がプロになってから初めての「5筋位取り中飛車」採用である。今では「ゴキゲン中飛車」と言われる戦型と思うが...
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1992/6/16 藤井猛四段—長沼洋五段(順位戦)

感想 藤井猛四段の2期目の順位戦が始まる。初戦は長沼洋五段との一戦。 藤井四段は先手で四間飛車。対して長沼五段はなかなか作戦を明らかにしなかったが、ようやく30手目に☖6四銀と出て右銀急戦を見せた。☗4六歩と突かせたかったということか。長沼...
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1992/5/6 藤井猛四段—櫛田陽一四段(銀河戦)

感想 櫛田陽一四段との一戦。 櫛田四段は「世紀末四間飛車」を生み出した四間飛車党。本局も櫛田四段の四間飛車に藤井四段の居飛車穴熊になった。 先手の飛車先が伸び切っていないのを見て、穴熊に組む途中で振り飛車から角交換を挑む積極策を採用。☖3三...
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1992/2/7 先崎学五段—藤井猛四段(棋王戦)

感想 同世代、先崎学五段との戦い。人情に溢れ、大好きな棋士の一人。 前局は王将戦デビュー局だったが、本局は棋王戦デビュー局だ。 この将棋は戦型こそ「後手四間飛車 対 居飛車穴熊」であるが、22手目の局面、☖3一銀の活用も☖8二玉の入城も後回...
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1991/12/17 藤原直哉四段—藤井猛四段(順位戦)

感想 藤原直哉四段(5勝1敗)と藤井猛四段(4勝2敗)の順位戦。星の良い者同士の対戦で、順位戦終盤に向けて重要なポイントだ。 戦型は藤井四段の後手四間飛車に藤原四段の☗5七銀左急戦となったが、藤井四段の早い☖5四歩を見て藤原四段が☗9七角と...
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1991/9/3 藤井猛四段—中田宏樹五段(順位戦)

感想 前節で痛い逆転負けを喫し、連敗を避けたい順位戦。1勝1敗同士の中田宏樹五段との戦い。中田五段とは2011年第70期B級1組順位戦の藤井システム復活の将棋もあって、印象的な対局相手の一人だ。年齢差はあまり感じていなかったが、藤井四段より...
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1991/6/28 藤井猛四段—堀口弘治五段(新人王戦)

感想 堀口五段には4月にも対戦しており、早くも2戦目。前回負けであったためリベンジ戦となる。 本局は藤井四段の三間飛車に堀口五段の天守閣美濃。四間飛車ではなく三間飛車のため、対左美濃藤井システムとは異なる将棋になるはずである。藤井四段がどの...
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1991/5/30 藤井猛四段—前田祐司七段(早指し選手権戦)

感想 藤井四段の四間飛車だが、先手四間飛車はこれが初。1991年度は先手の場合四間飛車より三間飛車の方が多く、逆に後手番では三間飛車は無く四間飛車がほとんどだ。藤井九段は「1年目は、戦法を模索していた」と振り返っており、色々指していたという...
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1991/4/3 藤井猛四段—山口英夫七段(棋聖戦)

感想 藤井先生のプロデビュー戦。 山口英夫七段は振り飛車党であり、藤井四段は3手目に居飛車を明示した。ところがそれを見た山口七段も居飛車にし、藤井四段のデビュー戦は相居飛車となった。 お互い早囲いからの矢倉となるが、藤井四段だけ飛車先の歩を...