対天守閣美濃

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1995/11/1 藤井猛六段—森内俊之八段(全日プロ)

感想佐藤康光前竜王を破った次に森内俊之八段と戦う。濃密な山だ。森内八段との過去の対戦成績は1勝3敗。戦型は藤井六段の四間飛車に森内八段の天守閣美濃。先手なので☗2八玉が入っているが、藤井六段はそれでも十分に戦えると見ている。30手目☖7二飛...
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1995/8/8 藤井猛六段—関浩五段(銀河戦)

感想関浩五段との対戦。このカードは2000/10/30に行われた第42期王位戦予選という有名な将棋があるが、それが唯一の公式戦。本局は非公式戦で、『藤井猛全局集』がなければ世に出てこなかった棋譜かもしれない。改めて『藤井猛全局集』のありがた...
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1995/7/4 藤井猛六段—行方尚史四段(全日プロ)

感想約1か月半ぶりの行方尚史四段戦。前局では行方四段得意の☖1二玉型天守閣美濃に敗れた。本局は自戦解説掲載局。また『藤井システム』(毎日コミュニケーションズ)に自戦記が掲載されている。有名局の一つでもあり、歴史的に大きな意義を持つ将棋でもあ...
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1995/5/26 森内俊之八段—藤井猛六段(IBM杯)

感想佐藤康光前竜王を破ってIBM杯準決勝を森内俊之八段と戦う。森内俊之八段とは過去3戦全敗であり、前回のIBM杯でも準決勝で森内八段に敗れた。本局は自戦解説掲載譜。この将棋は序盤にやや駆け引きがある。まず3手目の☗4八銀は振り飛車決め打ちの...
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1995/5/20 藤井猛六段—行方尚史四段(早指し新鋭戦)

感想戦友、行方尚史四段との初対戦。藤井猛-行方尚史という関係はとても一言で語れるものではない。藤井六段と長年指してきたからか、行方四段は絶品の振り飛車破りを見せる。この将棋の戦型は藤井六段の四間飛車に行方四段の天守閣美濃。既に藤井六段の天守...
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1995/5/2 中田功五段—藤井猛六段(新人王戦)

感想中田功五段との対局。中田五段とは過去2戦しており、対戦成績は藤井六段の2勝(1千日手)。戦型は藤井六段の四間飛車に中田五段の天守閣美濃。室岡六段に圧倒的な研究量を見せつけても、血気盛んな若手の試行錯誤は続き、天守閣美濃対左美濃藤井システ...
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1995/1/10 室岡克彦六段—藤井猛五段(順位戦)

感想8連勝中の藤井五段と5勝2敗の室岡克彦六段の戦い。室岡六段とはこの頃必ず四間飛車対天守閣美濃という戦型になっており、お互い「こちらが良いはず」という信念をもって研究をぶつけあっている。その結果、対局が行われるたびに藤井五段が新構想、新手...
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1994/10/21 室岡克彦六段—藤井猛五段(棋聖戦)

感想室岡克彦六段との戦い。室岡六段とは1993年2月、1993年11月、1994年9月、そして本局とよく当たっている。特に1993年11月からは藤井五段の四間飛車と室岡六段の天守閣美濃の戦いで、お互いの研究がぶつかり、最先端の将棋の推移を見...
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1994/10/4 藤井猛五段—宮田利男七段(順位戦) ※指し直し局

感想千日手になり藤井五段は再び先手を得た。藤井五段は3手目、3分考え三間飛車に構える。今までの将棋から離れ、力で勝負しに行く意思を感じる。対して宮田七段は位取りではなく天守閣美濃に組んだ。36手目の局面は飯塚祐紀四段戦(1993/2/16・...
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1994/9/21 藤井猛五段—室岡克彦六段(王位戦)

感想室岡克彦六段との戦い。室岡六段とは過去2局対戦し、藤井五段の四間飛車に居飛車穴熊、天守閣美濃をぶつけてきており、当時の最先端の将棋が指されている。佐藤康光竜王(当時)との研究パートナーであったことも有名であり、別の将棋の自戦解説では「彼...
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1994/7/21 佐藤康光竜王—藤井猛五段(王将戦)

感想佐藤康光竜王との戦い。佐藤康光竜王とはこれが初手合い。タイトルホルダーと公式戦を戦うのも初だ。本局は自戦解説掲載局。1994年度からは対左美濃藤井システムの進化を示す重要な対局が増え、自戦解説掲載頻度が高くなっている。戦型は藤井五段の四...
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1994/6/30 藤井猛五段—南芳一九段(王将戦)

感想王将戦二次予選、南芳一九段との対局。南九段は藤井五段がプロデビューした頃タイトルを争う程の活躍を見せていた。タイトル戦登場回数16回、タイトル獲得数7期の実績を持つ。藤井五段が戦うステージが徐々に上がってきている。本局は『藤井猛全局集 ...
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1994/6/6 森内俊之七段—藤井猛五段(IBM杯)

感想順位戦昇級者同士のトーナメントであるIBM杯。本局はB2→B1級昇級者の森内俊之七段との対戦。準決勝という舞台だ。森内七段とは2局目。前局は1991年度で、相穴熊のこってりした将棋だった。久々の対局となる。本局藤井五段は後手。戦型は藤井...
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1993/11/29 室岡克彦六段—藤井猛四段(竜王戦)

感想室岡克彦六段との戦い。9か月ぶりに顔を合わせた。藤井四段は竜王戦4組の初陣。室岡六段との前回の戦いでは、室岡六段が居飛車穴熊を選択したが、本局では天守閣美濃。序盤、まず16手目☖6四歩が目を引く。☖6二玉型で☖6四歩と突くのは当時として...
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1993/11/25 阿部隆六段—藤井猛四段(棋聖戦)

感想阿部隆六段との対戦。1992年度の新人王戦以来2回目の対戦となる。戦型は藤井四段の四間飛車に阿部六段の天守閣美濃。29手目、☗4九金型のまま、☖4四角とできない状態で☗2四歩と仕掛けていったのが阿部六段の工夫と思う。一段金天守閣美濃との...