対天守閣美濃

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1993/2/22 藤井猛四段—大島映二六段(NHK杯)

感想 大島映二六段との一戦。 藤井四段は四間飛車。前回は大島六段の居飛車穴熊に屈したが、本局の大島六段は天守閣美濃を採用した。そう言えば美濃囲いを作るとき、いつしか☗3八銀ばかりになり、☗3八玉という符号は見なくなった。 藤井四段の構えは☗...
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1993/2/16 藤井猛四段—飯塚祐紀四段(順位戦)

感想 飯塚祐紀四段との一戦。『藤井猛全局集 竜王獲得まで』で最初に登場する棋士。 順位戦成績は藤井四段が6勝2敗、飯塚四段が4勝4敗。飯塚四段は今期初参加。藤井四段は前局で痛い2敗目を喫したが、負けられない戦いが続くのは変わらない。 藤井四...
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1992/11/20 藤井猛四段—真田圭一四段(棋聖戦)

感想 真田圭一四段との一戦。真田四段とは過去2局の棋譜が掲載されていたが、真田四段昇段後初の対戦となる。 戦型は藤井四段の四間飛車に真田四段の天守閣美濃。藤井四段は☗3九玉型だが、4筋を取らない指し方だった。対左美濃藤井システムと言われる前...
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1992/11/12 藤井猛四段—中田功五段(新人王戦)

感想 中田功五段との一戦。前回のこのカードは矢倉(千日手)、横歩取りと意表の相居飛車シリーズになった。本局は藤井四段の四間飛車に中田五段の居飛車となり、安心して並べられる戦型となった。 中田五段の構えは天守閣美濃~米長玉銀冠。一方藤井四段の...
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1992/11/6 藤井猛四段—豊川孝弘四段(順位戦)

感想 豊川孝弘四段との一戦。豊川四段は藤井四段よりも後に四段昇段しており、席次では藤井四段が上座での対局となったはずだ。ここまでの順位戦成績は藤井四段が4勝1敗、豊川五段が5勝0敗。勝負所だ。 戦型は藤井四段の四間飛車に豊川四段の天守閣美濃...
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1992/9/11 所司和晴五段—藤井猛四段(王座戦) ※千日手局

感想 所司和晴五段との一戦。約5か月ぶり、2度目の対戦となる。 戦型は所司五段の天守閣美濃に、藤井四段が高橋道雄九段戦(1992/7/31・王将戦)以来、2度目の「対左美濃藤井システム」を発動した。 美しい。 所司五段は☗9八玉から米長玉銀...
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1992/9/2 藤井猛四段—酒井順吉六段(銀河戦)

感想 酒井順吉六段との一戦。 この将棋は何かの機会に再放送を見た記憶がある。藤井四段の鋭い眼光と神吉宏充七段の解説が印象に残っている。 戦型は藤井四段の四間飛車に酒井六段の天守閣美濃。当時としてはお馴染みの戦型になった。 本局の藤井四段の作...
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1992/7/31 高橋道雄九段—藤井猛四段(王将戦)

感想 タイトル5期、棋戦優勝3回、A級13期という実績を持つ高橋道雄九段との一戦。私にとって高橋道雄藤井猛戦というカードは藤井システムの戦いと同義であった。絶対に藤井システムを成功させたいと言う藤井九段と、藤井システムは無理だと言う高橋九段...
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1992/7/21 藤井猛四段—中井広恵女流名人(王座戦) ※指し直し局

感想 指し直し局。藤井四段が32分多い状態で始まった。 戦型は藤井四段の三間飛車に中井女流名人の天守閣美濃となった。藤井四段はまったく同一の形を天野高志アマ戦(1991/12/12・竜王戦)で経験しているが、☗6五歩で玉頭ではなく左辺の戦い...
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1992/7/21 中井広恵女流名人—藤井猛四段(王座戦) ※千日手局

感想 プロ入り後初の女流棋士との対戦。中井広恵女流名人は長い間活躍されており、私が将棋を見始めた頃、女流棋士のタイトル戦は清水市代—中井広恵戦が定番だった。 戦型は藤井四段の四間飛車に中井女流名人の天守閣美濃。☖6三金を見るとまだまだ「藤井...
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1992/4/17 藤井猛四段—所司和晴五段(棋聖戦)

感想 所司和晴五段との一戦。私は所司五段の『駒落ち定跡』で駒落ちを勉強した身。この本で一通り駒落ち定跡に触れることができて大変感謝している。 本局は藤井四段の第61期棋聖戦初戦。戦型は藤井四段の四間飛車に所司五段の天守閣美濃となった。 ☗6...
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1992/1/21 藤井猛四段—大野八一雄五段(順位戦)

感想 大野八一雄五段(4勝3敗)と藤井猛四段(5勝2敗)の戦い。今期順位戦はあと3局。 本局は藤井四段の三間飛車に、大野五段の天守閣美濃。大野五段が☖7二飛と一歩交換を目指してきたのがやや珍しい気がする。☖7五歩☗同歩☖同飛に当然☗7六歩と...
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1991/12/12 藤井猛四段—天野高志アマ(竜王戦)

感想 ついに藤井四段の竜王戦が始まる。藤井ファンにとっては愛着のある棋戦。初戦は恒例のアマチュア戦だ。将棋の世界は特殊なもので、奨励会という養成機関を抜けてきたプロ棋士にとって、アマチュア戦というのは絶対に負けられない戦いだと想像する。対局...
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1991/9/3 藤井猛四段—中田宏樹五段(順位戦)

感想 前節で痛い逆転負けを喫し、連敗を避けたい順位戦。1勝1敗同士の中田宏樹五段との戦い。中田五段とは2011年第70期B級1組順位戦の藤井システム復活の将棋もあって、印象的な対局相手の一人だ。年齢差はあまり感じていなかったが、藤井四段より...
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1991/6/28 藤井猛四段—堀口弘治五段(新人王戦)

感想 堀口五段には4月にも対戦しており、早くも2戦目。前回負けであったためリベンジ戦となる。 本局は藤井四段の三間飛車に堀口五段の天守閣美濃。四間飛車ではなく三間飛車のため、対左美濃藤井システムとは異なる将棋になるはずである。藤井四段がどの...