2024-02

棋譜並べ

1994/7/21 佐藤康光竜王—藤井猛五段(王将戦)

感想佐藤康光竜王との戦い。佐藤康光竜王とはこれが初手合い。タイトルホルダーと公式戦を戦うのも初だ。本局は自戦解説掲載局。1994年度からは対左美濃藤井システムの進化を示す重要な対局が増え、自戦解説掲載頻度が高くなっている。戦型は藤井五段の四...
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1994/7/5 藤井猛五段—堀口弘治六段(順位戦)

感想第53期順位戦C級1組第2回戦。堀口六段も藤井五段も初戦に勝利した。堀口六段とは3戦目で、過去1勝1敗。戦型は藤井五段の四間飛車に堀口六段が右四間飛車と天守閣美濃の組み合わせと少し趣向を凝らしている。藤井五段は☗6七銀型で待機する姿勢で...
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1994/6/30 藤井猛五段—南芳一九段(王将戦)

感想王将戦二次予選、南芳一九段との対局。南九段は藤井五段がプロデビューした頃タイトルを争う程の活躍を見せていた。タイトル戦登場回数16回、タイトル獲得数7期の実績を持つ。藤井五段が戦うステージが徐々に上がってきている。本局は『藤井猛全局集 ...
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1994/6/20 藤井猛五段—郷田真隆五段(全日プロ)

感想郷田真隆五段戦。これが3局目で。いずれも藤井五段の四間飛車に郷田五段が急戦調で仕掛ける将棋で、郷田五段が工夫を凝らしてきているのが分かる。本局も藤井五段の四間飛車に、郷田五段が急戦を仕掛けた。居飛車穴熊や天守閣美濃が主流になりつつある時...
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1994/6/14 阿部隆六段—藤井猛五段(順位戦)

感想第53期順位戦が開幕した。前期昇級を果たした藤井五段はC級1組として戦う。初戦は阿部隆六段。阿部六段とは過去2戦2敗1千日手。いきなり勝負所と言える。戦型は藤井五段の四間飛車に阿部六段の玉頭位取り。本局の藤井五段の駒組みは玉頭位取りに対...
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1994/6/6 森内俊之七段—藤井猛五段(IBM杯)

感想順位戦昇級者同士のトーナメントであるIBM杯。本局はB2→B1級昇級者の森内俊之七段との対戦。準決勝という舞台だ。森内七段とは2局目。前局は1991年度で、相穴熊のこってりした将棋だった。久々の対局となる。本局藤井五段は後手。戦型は藤井...
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1994/6/3 藤井猛五段—富岡英作七段(王座戦)

感想先月に続いて富岡英作七段戦。リベンジなるか。藤井五段先手で☗7六歩☖8四歩☗5六歩という意表の出だし。富岡七段も予想外だったか、ここで19分も使って☖5四歩とした。藤井五段にしては珍しいオープニングで、戦型は☗5七銀型の三間飛車に後手持...
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1994/5/30 島朗八段—藤井猛五段(王将戦)

感想島明九段との戦い。非公式戦と公式戦ながら、2局連続は珍しい。戦型は藤井五段の四間飛車に島八段の居飛車穴熊。居飛車穴熊も徐々に増えてきた印象がある。組ませて戦う時代の藤井将棋を楽しみに並べる人も多いと思う。本局、藤井五段は一段玉で隙あらば...
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1994/5/24 島朗八段—藤井猛五段(IBM杯)

感想順位戦昇級者同士のトーナメントであるIBM杯。本局はB1→A級昇級者の島朗八段との対戦。戦型は藤井猛五段の四間飛車。16手目☖6四歩が早く、対持久戦を主に想定していることが窺える。この歩を見てか、島八段は19手目☗6八銀とし、左銀急戦を...
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1994/5/16 藤井猛四段—富岡英作七段(竜王戦)

感想富岡英作七段との戦い。富岡七段も升田幸三賞受賞者の一人(角換わり腰掛け銀富岡流)。戦型は藤井五段の四間飛車に富岡七段の居飛車穴熊。藤井五段が一段玉+☗3七桂の速攻型を目指しているのに対し、☖5三銀と上がらず、☖3三角から穴熊に組みに行っ...