棋譜並べ1991/7/16 藤井猛四段—松浦隆一五段(順位戦) ※指し直し局 感想千日手指し直し局。開始時刻は深夜0時43分。朝の10時から将棋を指し、いったんすべてリセットして、深夜に一から将棋を指し始める。改めて恐ろしい世界だ。この時藤井四段は21歳、松浦五段40歳。体力的な面でも、負け将棋を千日手にできたと言う... 2023年01月18日棋譜並べ
棋譜並べ1991/7/10 藤井猛四段—池田修一六段(全日プロ) 感想池田修一六段との戦い。☗7六歩☖8四歩☗6八銀という意表の出だし。今日はこの形で行くと決めていたのだろうか。私は今まで相居飛車を全く勉強してこなかったので、池田六段の駒組みがどれだけ意外性を持つのかよく分からないが、居玉のまま☖6四歩、... 2023年01月16日棋譜並べ
棋譜並べ1991/6/28 藤井猛四段—堀口弘治五段(新人王戦) 感想堀口五段には4月にも対戦しており、早くも2戦目。前回負けであったためリベンジ戦となる。本局は藤井四段の三間飛車に堀口五段の天守閣美濃。四間飛車ではなく三間飛車のため、対左美濃藤井システムとは異なる将棋になるはずである。藤井四段がどのよう... 2023年01月15日棋譜並べ
棋譜並べ1991/6/18 藤井猛四段—安西勝一五段(順位戦) 感想いよいよ藤井猛四段の順位戦が始まる。並べる方も気合が入る。どうでもいいことだが、番勝負やリーグの最初の将棋が先手というのはなんとなく気分が良い。藤井四段との共著ではないが、安西五段もまた『振り飛車党宣言』の著書の一人。ここまで並べている... 2023年01月14日棋譜並べ
棋譜並べ1991/5/30 藤井猛四段—泉正樹六段(早指し選手権戦) 感想ハンマー猛!藤井九段が若いころは「ハンマー猛」という渾名がついていたそうだが、本局も「ハンマー猛」らしい将棋だったのではないだろうか。藤井四段の先手四間飛車銀冠に泉六段の居飛車穴熊という構図。『藤井猛全局集 竜王獲得まで』の自戦解説編で... 2023年01月12日棋譜並べ
棋譜並べ1991/5/30 藤井猛四段—前田祐司七段(早指し選手権戦) 感想藤井四段の四間飛車だが、先手四間飛車はこれが初。1991年度は先手の場合四間飛車より三間飛車の方が多く、逆に後手番では三間飛車は無く四間飛車がほとんどだ。藤井九段は「1年目は、戦法を模索していた」と振り返っており、色々指していたというこ... 2023年01月10日棋譜並べ
棋譜並べ1991/5/9 藤井猛四段—北村昌男八段(銀河戦) 感想昔は非公式戦だった銀河戦。本局は第1期銀河戦予選。銀河戦は藤井四段デビューの1991年に始まったことを『藤井猛全局集』で初めて知った。本局は藤井四段が三間飛車に構えた。それを見て北村八段は穴熊。三間飛車対居飛車穴熊の構図はもう何十年と続... 2023年01月08日棋譜並べ
棋譜並べ1991/4/3 藤井猛四段—山口英夫七段(棋聖戦) 感想藤井先生のプロデビュー戦。山口英夫七段は振り飛車党であり、藤井四段は3手目に居飛車を明示した。ところがそれを見た山口七段も居飛車にし、藤井四段のデビュー戦は相居飛車となった。お互い早囲いからの矢倉となるが、藤井四段だけ飛車先の歩を伸ばし... 2023年01月05日棋譜並べ
棋譜並べ1991/3/20 藤井猛三段—真田圭一三段(若駒戦) 感想藤井先生は1994/4/1付けで四段昇段であり、プロ入り前最後の対局だったと思われる。本局は真田三段が角道を開けたまま左美濃~穴熊に組む趣向を見せたが、藤井三段は堂々と銀冠に組んだ。後手の右金を穴熊にくっつけづらいというのが先手の主張の... 2022年12月29日棋譜並べ
棋譜並べ1991/1/25 藤井猛三段—泉正樹六段(新人王戦) 感想衝撃的な棋譜。これも藤井将棋の傑作のひとつではないだろうか。『藤井猛全局集 竜王獲得まで』で最初に出てくる相振り飛車の棋譜。藤井三段の高美濃に泉六段の金無双。藤井三段が露骨に金無双の弱点である6四の地点を狙いに行ったところ、泉六段が十字... 2022年12月28日棋譜並べ
棋譜並べ1989/6/14 藤井猛初段—石堀浩二初段(若駒戦) 感想『藤井猛全局集 竜王獲得まで』には、藤井猛九段がプロ(四段)になる前の棋譜もいくつか収録されている。記念すべき収録第1局は「藤井猛初段」の将棋。貴重な1980年代の藤井先生の将棋だ。奨励会時代の主流戦法だったという藤井初段の中飛車。序盤... 2022年12月24日棋譜並べ