先手

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1995/12/22 藤井猛六段—井上慶太六段(順位戦)

感想井上慶太六段戦。井上六段とは初顔合わせ。順位戦成績はここまで藤井六段が3勝3敗、井上六段は6戦全勝できている。本局は対穴熊藤井システム1号局。『藤井猛全局集 竜王獲得まで』には自戦解説が、『居飛車穴熊撃破 ―必殺藤井システム―』には自戦...
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1995/12/4 藤井猛六段—深浦康市五段(全日プロ)

感想佐藤康光前竜王、森内俊之八段を破っての深浦康市五段戦。濃密なトーナメントだ。深浦五段との過去の対戦成績は2勝2敗。本局は自戦解説掲載局。対居飛車穴熊藤井システム登場直前で自戦解説掲載局が多いのが嬉しい。自戦解説によると深浦五段は奨励会時...
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1995/11/29 藤井猛六段—石川陽生五段(竜王戦)

感想第9期竜王戦初戦、石川陽生五段との一戦。石川五段とは過去1戦1勝。前局では藤井六段が四間飛車、石川五段が天守閣美濃という戦型だったが、本局は3手目に藤井六段が☗2六歩と早々に居飛車を明示した。対する石川五段は三間飛車に構えた。囲いは藤井...
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1995/11/1 藤井猛六段—森内俊之八段(全日プロ)

感想佐藤康光前竜王を破った次に森内俊之八段と戦う。濃密な山だ。森内八段との過去の対戦成績は1勝3敗。戦型は藤井六段の四間飛車に森内八段の天守閣美濃。先手なので☗2八玉が入っているが、藤井六段はそれでも十分に戦えると見ている。30手目☖7二飛...
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1995/10/27 藤井猛六段—鈴木輝彦七段(王座戦)

感想第44期王座戦初陣。鈴木輝彦七段と戦う。鈴木七段とは過去1戦1勝。藤井六段は四間飛車。9手目☗3八玉でいつもと違う雰囲気が出ている。藤井六段は☗3八銀が多い。鈴木七段との前局の戦いを見ると、位取りから盛り上がるような指し方をしてきた。位...
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1995/10/13 藤井猛六段—勝浦修九段(順位戦)

感想勝浦修九段との順位戦。順位戦成績はお互い2勝2敗。過去の対戦成績は藤井六段の1勝2敗。過去の対戦では勝浦九段が色々な戦型を指しているが、本局も角道を開けずに☖5三銀左急戦に構える工夫を見せた。結局24手目に角道を開けたが、序盤からちょっ...
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1995/10/3 藤井猛六段—佐藤康光前竜王(全日プロ)

感想佐藤康光前竜王との戦い。本局は『四間飛車の急所 第4巻』の第2部第11例の元となっている将棋。藤井六段の四間飛車に佐藤前竜王の左銀急戦。テーマは☖4一金型四間飛車の先手番への応用だ。四間飛車の解説を見ていると、よく「先手番への応用」とい...
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1995/9/1 藤井猛六段—櫛田陽一五段(棋聖戦)

感想櫛田陽一五段との対戦。振り飛車党同士の対戦だが、これまですべて対抗形となっている。どちらかというと藤井六段が居飛車を持つことが多い。本局も櫛田五段が四間飛車、藤井六段居飛車の対抗形となった。藤井六段は居飛車穴熊を目指す駒組みであったが、...
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1995/8/25 藤井猛六段—田中魁秀八段(順位戦)

感想田中魁秀八段との一戦。田中八段は佐藤康光九段の師匠。本局が初対戦。これまでの順位戦成績は、田中八段が2連勝、藤井六段が1勝1敗。戦型は藤井六段の四間飛車に田中八段の5筋位取り。29手目☗4八飛に78分も考えたのは、宮坂幸雄八段戦(199...
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1995/8/8 藤井猛六段—河口俊彦六段(銀河戦)

感想河口俊彦六段との一戦。河口六段とは2戦目で過去藤井六段の1勝。河口六段も振り飛車党。藤井六段は3手目端歩を突いて河口六段に先に態度を決めてくださいと言っている。河口六段も端歩を突いて態度を明示しない。しかし雰囲気は相振り飛車だ。そこで藤...
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1995/8/8 藤井猛六段—関浩五段(銀河戦)

感想関浩五段との対戦。このカードは2000/10/30に行われた第42期王位戦予選という有名な将棋があるが、それが唯一の公式戦。本局は非公式戦で、『藤井猛全局集』がなければ世に出てこなかった棋譜かもしれない。改めて『藤井猛全局集』のありがた...
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1995/7/28 藤井猛六段—東和男七段(順位戦)

感想順位戦第2回戦、東和男七段と戦う。戦型はまず藤井六段の四間飛車。玉側の端を受けず、穴熊にするのか美濃囲いにするのかなかなか明示しなかった。東七段も☖5三銀型に構えたもののその後どういう形を目指すのか明示しない。お互いに相手の形を見て自分...
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1995/7/4 藤井猛六段—行方尚史四段(全日プロ)

感想約1か月半ぶりの行方尚史四段戦。前局では行方四段得意の☖1二玉型天守閣美濃に敗れた。本局は自戦解説掲載局。また『藤井システム』(毎日コミュニケーションズ)に自戦記が掲載されている。有名局の一つでもあり、歴史的に大きな意義を持つ将棋でもあ...
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1995/5/20 藤井猛六段—行方尚史四段(早指し新鋭戦)

感想戦友、行方尚史四段との初対戦。藤井猛-行方尚史という関係はとても一言で語れるものではない。藤井六段と長年指してきたからか、行方四段は絶品の振り飛車破りを見せる。この将棋の戦型は藤井六段の四間飛車に行方四段の天守閣美濃。既に藤井六段の天守...
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1995/5/10 藤井猛六段—佐藤康光前竜王(IBM杯)

感想順位戦昇級者で争うIBM杯。佐藤康光前竜王はA級昇級者。強者との一戦。対戦成績は藤井六段の1勝。戦型は藤井六段の四間飛車に佐藤前竜王の☖5三銀左急戦。天守閣美濃のような持久戦ではないところに、藤井六段の研究を認めた戦法選択であるように感...