2023-04

棋譜並べ

1992/7/31 高橋道雄九段—藤井猛四段(王将戦)

感想タイトル5期、棋戦優勝3回、A級13期という実績を持つ高橋道雄九段との一戦。私にとって高橋道雄藤井猛戦というカードは藤井システムの戦いと同義であった。絶対に藤井システムを成功させたいと言う藤井九段と、藤井システムは無理だと言う高橋九段の...
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1992/7/21 藤井猛四段—中井広恵女流名人(王座戦) ※指し直し局

感想指し直し局。藤井四段が32分多い状態で始まった。戦型は藤井四段の三間飛車に中井女流名人の天守閣美濃となった。藤井四段はまったく同一の形を天野高志アマ戦(1991/12/12・竜王戦)で経験しているが、☗6五歩で玉頭ではなく左辺の戦いにな...
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1992/7/21 中井広恵女流名人—藤井猛四段(王座戦) ※千日手局

感想プロ入り後初の女流棋士との対戦。中井広恵女流名人は長い間活躍されており、私が将棋を見始めた頃、女流棋士のタイトル戦は清水市代—中井広恵戦が定番だった。戦型は藤井四段の四間飛車に中井女流名人の天守閣美濃。☖6三金を見るとまだまだ「藤井シス...
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1992/7/17 佐藤大五郎九段—藤井猛四段(全日プロ)

感想佐藤大五郎九段とは2戦目。前局は藤井四段が天守閣美濃から快勝した。本局も佐藤九段の四間飛車に藤井四段の天守閣美濃という戦型になった。手順だけ見ると全局と似ているが、佐藤九段が☗5六歩と突いていないだけで全然違う雰囲気だ。そして☗4五歩と...
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1992/7/14 藤井猛四段—中田功五段(順位戦) ※指し直し局

感想千日手指し直し局。21時35分対局開始。今度こそどちらかが振ると思いきや3手目☗2六歩に☖8四歩と応じ、横歩取りとなった。お互い意地になっているような面白さがある。藤井四段の横歩取りは4月の桐山九段戦(NHK杯)以来2回目。桐山九段戦は...
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1992/7/14 中田功五段—藤井猛四段(順位戦) ※千日手局

感想振り飛車党、中田功五段の一戦。中田五段の職人的な三間飛車に憧れて一時期三間飛車も勉強したことがある。中田五段の将棋もまた、終盤を見据えた序盤を構築する将棋であり、序盤から終盤まで綺麗な線で繋がっている。中田将棋には美しさと情熱が備わって...
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1992/6/29 藤井猛四段—深浦康市四段(新人王戦)

感想今月2度目の深浦康市四段戦。前局では痛い敗戦を喫した。戦型は深浦四段の居飛車に藤井四段が「5筋位取り中飛車」を採用した。藤井四段がプロになってから初めての「5筋位取り中飛車」採用である。今では「ゴキゲン中飛車」と言われる戦型と思うが、1...
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1992/6/23 内藤國雄九段—藤井猛四段(王将戦)

感想多才の名棋士、内藤國雄九段との対局。自在流と名のつく内藤九段の将棋は大らかで面白く、好んで何度か並べたことがある。藤井四段にとって大ベテランとの戦いという感じではあるが、本局の内藤九段はまだ52歳。今の藤井九段と変わらないし、何よりこの...
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1992/6/16 藤井猛四段—長沼洋五段(順位戦)

感想藤井猛四段の2期目の順位戦が始まる。初戦は長沼洋五段との一戦。藤井四段は先手で四間飛車。対して長沼五段はなかなか作戦を明らかにしなかったが、ようやく30手目に☖6四銀と出て右銀急戦を見せた。☗4六歩と突かせたかったということか。長沼五段...
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1992/6/12 米長邦雄九段—藤井猛四段(勝抜戦)

感想大棋士、米長邦雄九段との一戦。オールスター勝抜戦は2003年度まで行われていた棋戦で、その名の通り負けるまで対局がつくので対局数や勝ち数を稼ぐことができるおいしい棋戦だ。戦型は藤井四段の四間飛車に米長九段の棒銀。☖3三桂と跳ねる典型的な...