2023-05

棋譜並べ

1992/10/1 藤井猛四段—安西勝一五段(銀河戦)

感想 安西勝一五段との銀河戦。安西五段は順位戦デビューの相手で、前局は居飛車穴熊で快勝した。 本局も安西五段は三間飛車を採用した。対する藤井四段は、今回は天守閣美濃を採用した。 藤井四段が3筋の歩交換を行った。3筋で飛車が向かい合っている状...
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1992/9/24 田丸昇八段—藤井猛四段(王位戦)

感想 田丸昇八段との一戦。藤井四段の第34期王位戦初戦である。 3~4手目に9筋の交換が入ったのが珍しい。ここに何かしらのアヤがあったか、本局は相矢倉に進んだ。相矢倉と言ってもお互いに玉頭に厚みを築き、長い戦いになりそうな予感がある。 序盤...
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1992/9/17 藤井猛四段—神崎健二五段(銀河戦)

感想 神崎健二五段との対局。 本局は、非公式戦ながら、対穴熊藤井システムの歴史を語る上で重要な一局。対穴熊藤井システムの登場は1995年12月だが、その原型となる仕掛けが本局で指されている。杉本昌隆三段が披露した攻撃的布陣は先崎学五段戦(1...
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1992/9/16 藤井猛四段—武市三郎五段(順位戦)

感想 武市三郎五段との順位戦第4回戦。ここまでの順位戦成績は武市五段が0勝3敗、藤井四段が2勝1敗。藤井四段は第3回戦では痛い敗戦を喫した。 武市五段と言えば筋違い角で有名だが、本局は藤井四段が先手。どういう形になるかと思ったが、武市五段は...
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1992/9/11 藤井猛四段—所司和晴五段(王座戦) ※指し直し局

感想 千日手指し直し局。お互い約1時間30分の持ち時間で再開した。 指し直し局は藤井四段の四間飛車に所司五段が居飛車穴熊を選択した。対する藤井四段の作戦は立石流への組み替えであった。これまでも立石流を目指す指し方は現れているが、対居飛車穴熊...
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1992/9/11 所司和晴五段—藤井猛四段(王座戦) ※千日手局

感想 所司和晴五段との一戦。約5か月ぶり、2度目の対戦となる。 戦型は所司五段の天守閣美濃に、藤井四段が高橋道雄九段戦(1992/7/31・王将戦)以来、2度目の「対左美濃藤井システム」を発動した。 美しい。 所司五段は☗9八玉から米長玉銀...
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1992/9/8 藤井猛四段—米長邦雄九段(全日プロ)

感想 米長邦雄九段との対局。楽しみなカードの一つ。この時米長九段は49歳。名人を奪取する約半年前の対局となる。 このカードの前回の戦型は米長九段の棒銀だった。本局の戦型は藤井四段の四間飛車に米長九段の☖5三銀左急戦。左銀急戦の中でも、☖7三...
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1992/9/2 藤井猛四段—酒井順吉六段(銀河戦)

感想 酒井順吉六段との一戦。 この将棋は何かの機会に再放送を見た記憶がある。藤井四段の鋭い眼光と神吉宏充七段の解説が印象に残っている。 戦型は藤井四段の四間飛車に酒井六段の天守閣美濃。当時としてはお馴染みの戦型になった。 本局の藤井四段の作...
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1992/8/25 藤井猛四段—櫛田陽一五段(順位戦)

感想 世紀末四間飛車で知られる櫛田陽一五段との対戦。私の場合、☖4一金型四間飛車に出会うまでは、特に☗4五歩早仕掛けの対応で「世紀末四間飛車」に書かれてある変化にお世話になることが多かった。 ここまでの順位戦成績は藤井四段が2勝0敗、櫛田五...
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1992/8/20 阿部隆五段—藤井猛四段(新人王戦) ※指し直し局

感想 千日手指し直し局。 戦型は相振り飛車になった。阿部五段は純粋居飛車党のイメージがあったので3手目☗6六歩から振り飛車にしたのには驚いた。向かい飛車対三間飛車、囲いは相金無双。伝統的な形となった。こういう展開には安心感を覚えるので、自分...
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1992/8/20 藤井猛四段—阿部隆五段(新人王戦) ※千日手局

感想 阿部隆五段との一戦。 戦型は藤井四段の四間飛車に阿部五段の居飛車穴熊。藤井四段の先手四間飛車採用率がぐんと上がってきた気がする。 図にもあるように23手目☗5六銀が早い印象。一見積極的だが、25手目に☗4五歩とはできなかった。☗1六歩...
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1992/8/10 藤井猛四段—宮田利男六段(王座戦)

感想 宮田利男六段との対局。現在宮田門下の若手棋士が活躍してきているが、その宮田六段がまだ40歳の頃の将棋だ。 戦型は藤井四段の四間飛車に宮田六段が玉頭位取りを採用した。藤井四段は、玉頭位取りに対し有力な形の一つである☗6六銀型に構えた。玉...