2023-11

棋譜並べ

1994/1/24 武市三郎五段—藤井猛四段(棋王戦)

感想筋違い角本家、武市三郎五段との戦い。今年度は4月にも武市五段の筋違い角を受けているが、非公式戦だった。公式戦で初めて本家の筋違い角を受ける。武市五段の筋違い角に藤井四段は5筋の位を取る形。その後武市五段、藤井四段共に左辺に位を張っていっ...
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1994/1/18 平藤眞吾四段—藤井猛四段(順位戦)

感想東西分かれているが平藤眞吾四段とは早くも4戦目。順位戦で当たるのは初めて。順位戦は残り3局。ここまでの順位戦成績は藤井四段が6勝1敗、平藤四段が5勝2敗。四段昇段同期、好成績同士の対局、お互いに気合が入った対局だったと思う。その初手、平...
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1994/1/14 藤井猛四段—鈴木輝彦七段(竜王戦)

感想鈴木輝彦七段との戦い。藤井四段の四間飛車に、鈴木七段は5筋位取りから☖5二金左として徹底的に抑え込もうとする形。藤井四段は☖5五歩に対してさっと☗7五歩と7筋の位を取って三間飛車に振り直し、一方的に抑え込まれないようにした。お互いの主張...
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1993/12/14 藤井猛四段—武者野勝巳六段(順位戦)

感想武者野勝巳六段との順位戦。武者野六段とはこれが唯一の対局。武者野六段は藤井猛竜王時代、竜王戦群馬対局やインターネット中継に尽力された印象がある。順位戦成績はここまで藤井四段が5勝1敗、武者野六段は6連勝!成績が良い者同士の対決で、昇級の...
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1993/12/2 藤井猛四段—森雞二九段(王座戦)

感想森雞二九段との戦い。過去、森九段とは1991年度に対戦して敗れている。戦型は後手早石田に藤井四段の居飛車。藤井四段は持久戦調ではなく、☗6八銀として抑え込みも狙える形にした。早石田の定跡は不勉強だが、24手目☖3三桂は積極的な一手に見え...
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1993/11/29 室岡克彦六段—藤井猛四段(竜王戦)

感想室岡克彦六段との戦い。9か月ぶりに顔を合わせた。藤井四段は竜王戦4組の初陣。室岡六段との前回の戦いでは、室岡六段が居飛車穴熊を選択したが、本局では天守閣美濃。序盤、まず16手目☖6四歩が目を引く。☖6二玉型で☖6四歩と突くのは当時として...
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1993/11/25 阿部隆六段—藤井猛四段(棋聖戦)

感想阿部隆六段との対戦。1992年度の新人王戦以来2回目の対戦となる。戦型は藤井四段の四間飛車に阿部六段の天守閣美濃。29手目、☗4九金型のまま、☖4四角とできない状態で☗2四歩と仕掛けていったのが阿部六段の工夫と思う。一段金天守閣美濃との...
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1993/11/19 岡崎洋四段—藤井猛四段(新人王戦)

感想岡崎洋四段との一戦。序盤、藤井四段の四間飛車に岡崎四段は☗5七銀左急戦を見せた。藤井四段は☖4一金型四間飛車に☖6四歩型を示し、この形の貴重な実戦例が見られるかと思ったが、岡崎四段が☗4五歩早仕掛けなのか棒銀なのかなかなか仕掛けの態度を...
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1993/11/16 小阪昇六段—藤井猛四段(順位戦)

感想小阪昇六段との順位戦。ここまで藤井四段は4勝1敗、小阪六段は2勝3敗。小阪六段は振り飛車党で、四間飛車対右銀急戦における☗8三角に「小阪流」の名を残している(参考図)。本局は小阪六段の四間飛車に藤井四段が居飛車穴熊を採用。4手目☖5四歩...
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1993/11/1 深浦康市四段—藤井猛四段(竜王戦)

感想深浦康市四段との戦い。竜王戦では2期連続の対戦で、前期は6組ランキング戦決勝、今期は昇級者決定戦決勝で当たる。よく勝っている若手同士ということもあり、大きい舞台で当たりやすい。そして本局は『藤井猛全局集 竜王獲得まで』の自戦解説に収録さ...
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1993/10/29 藤井猛四段—先崎学五段(王座戦)

感想先崎学五段との戦い。本局に勝てば二次予選進出が決まる。この将棋は『振り飛車党宣言!③居飛車穴熊対策編』に自戦解説が掲載されている。藤井四段は四間飛車。先崎五段は玉側の端歩を受けて☖5三銀型に構え、持久戦か右銀急戦かはっきりしない。そして...