棋譜並べ

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1993/7/16 土佐浩司六段—藤井猛四段(全日プロ)

感想土佐浩司六段戦。大好きなカードで、早くも3局目。これまでの対局では、藤井四段の振り飛車に土佐六段が穴熊に組みにいく形だった。本局の土佐六段も持久戦調を目指したが、☗5九銀から角道をあけながら銀冠穴熊に組みに行った。やや変則的な形だが、藤...
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1993/8/2 藤井猛四段—佐藤秀司四段(王座戦)

感想佐藤秀司四段との戦い。1か月も経たず再戦することになった。本局は藤井四段にとって第42期王座戦初戦。本局は『振り飛車党宣言!④四間飛車対左美濃』に自戦解説が掲載されている。戦型は藤井四段の四間飛車に佐藤四段の天守閣美濃。藤井四段が☗3九...
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1993/7/22 平藤眞吾四段—藤井猛四段(竜王戦)

感想平藤眞吾四段との戦い。藤井四段は裏街道と言われる昇級決定戦を爆走しており、ここを勝てば決勝に進む。戦型は藤井四段の四間飛車に平藤四段の☗5七銀左急戦。23手目に早くも☗3五歩と仕掛けた。9筋の突き合いがないのが珍しい。もちろん1筋の突き...
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1993/7/16 藤井猛四段—島明七段(全日プロ)

感想初代竜王、島朗七段との対局。本局、藤井四段が3手目☗7五歩と三間飛車を明示し、純正石田流に組んだ。対する島明七段の作戦は天守閣美濃だった。じっくり組み合ったところ、藤井四段は玉側の端の位は放棄し、中央の手を優先した。40手目の局面、居飛...
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1993/7/13 佐藤秀司四段—藤井猛四段(順位戦)

感想順位戦第2回戦は佐藤秀司四段と対局。順位戦はここまで藤井四段1勝、佐藤四段1敗。本局のオープニングは藤井四段の四間飛車に佐藤四段の☗5七銀左急戦。ただし、オーソドックスな形ではなく、藤井四段はいわゆる☖4一金型四間飛車に構え、その後☖5...
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1993/6/29 藤井猛四段—森下卓七段(王将戦)

感想本局から二次予選で、森下卓七段との対局。森下七段は17歳でデビュー後、この時既に棋戦優勝、タイトル挑戦、B1所属と多くの実績を積んでいた。間違いなく強敵。藤井四段の作戦は三間飛車。用意していたものだろうか。対する森下七段は天守閣美濃。天...
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1993/6/22 藤井猛四段—飯野健二六段(順位戦)

感想第52期順位戦開幕。初戦は飯野健二六段と。藤井四段は8位という好位置でスタート。藤井四段の昇級にかける想いも想像して並べていきたい。戦型は藤井四段の四間飛車に飯野六段の玉頭位取り。飯野六段とはつい2か月前にも対局があったが、その時も四間...
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1993/6/14 内藤國雄九段—藤井猛四段(NHK杯)

感想NHK杯本戦という舞台での内藤國雄九段戦。若手と大御所との戦いはいつもワクワクする。前回の内藤國雄九段戦(1992/6/23・王将戦)も面白かった。「自在流」の異名を持つ内藤九段の戦型は予想がつかない。前局、内藤九段は棒銀を採用したが、...
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1993/6/10 藤井猛四段—小林宏五段(新人王戦)

感想小林宏五段との一戦戦型は小林五段の左美濃に、藤井四段は☗6六銀型四間飛車。こってりした戦型であるが、藤井四段は☖1五歩を許し、中央の手を優先してスピーディーな将棋にしようとしている。ただ、「高美濃には☗2六歩が必要」とは最近よく聞く藤井...
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1993/5/25 青木清五段—藤井猛四段(竜王戦)

感想青木清五段との戦い。青木五段とはこの一局のみ。最近、訃報が発表された。戦型は藤井四段の四間飛車に、青木五段の左銀急戦。藤井四段の構えは☖5四歩型で、既に懐かしい雰囲気。しかし青木五段は☗7七角と上がったりして仕掛けのタイミングを遅らせ、...
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1993/5/18 浦野真彦六段—藤井猛四段(王将戦)

感想浦野真彦六段との対局。将棋も、将棋に対する姿勢もカッコいい棋士。本局は藤井四段の四間飛車に、浦野六段は居飛車持久戦を選択。がっぷり四つの相銀冠になった。ただし居飛車が☗9五歩と端を取っているのが珍しい。44手目☖2四歩が相手の理想形に組...
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1993/5/6 藤井猛四段—植山悦行五段(竜王戦)

感想植山悦行五段との戦い。1991年度の順位戦では植山五段は居飛車急戦を採用したが、本局は相振り飛車になった。伝統的な向かい飛車対三間飛車。囲いは先手金無双、後手は高美濃に組んだ。37手目、植山五段の☖3六歩に、なんと藤井四段は2時間12分...
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1993/4/30 武市三郎五段—藤井猛四段(銀河戦)

感想筋違い角の使い手、武市三郎五段との戦い。前回の対戦では藤井四段が先手だったが、本局は後手。いよいよ本家の筋違い角と対戦することになった。藤井四段の対応は、伊藤博文五段戦(1992/2/18・順位戦)と同様、4筋と5筋の位を取る伝統的なも...
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1993/4/23 飯野健二六段—藤井猛四段(王将戦)

感想飯野健二六段との対局。戦型は藤井四段の四間飛車。対して飯野六段は玉頭位取りを目指した。☗6八銀の局面は現代ではエルモ囲いの狙いになるが、当時は玉頭位取りだ。藤井四段は☖4四銀型に組むのでもなく、石田流にするでもなく、26手目☖5四銀とあ...
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1993/4/20 藤井猛四段—北村昌男八段(棋聖戦)

感想北村昌男八段との対戦。北村八段とは非公式戦も含めて3局目で、これが最後の対局となる。戦型は相振り飛車。3局とも異なる戦型となった。18手目☖3六歩。ここを抑えるのがポイントなのは藤井将棋で倣ったが、本局この手を指したのは北村八段。☗4六...