三間飛車

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1992/4/24 藤井猛四段—神谷広志六段(新人王戦)

感想 神谷広志六段との新人王戦。神谷八段は非常に良いキャラだと思っていて、もっと解説やコラム等が出てくれば良いのにと思っている。新人王戦は前局からかなり間があいた気がする。 本局は藤井四段が3手目に☗7五歩としてからの石田流、それに対して神...
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1992/4/14 藤井猛四段—小野敦生五段(王将戦)

感想 小野敦生五段との一戦。小野五段はこの約1年後に31歳の若さで亡くなっている。このカードはこれが唯一の将棋だ。 戦型は藤井四段の三間飛車に小野五段の銀冠穴熊。この形は後手の角道が空いていることが脅威だが、藤井四段は☗5九角~☗3七角と展...
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1992/2/24 藤井猛四段—土佐浩司六段(NHK杯)

感想 土佐浩司六段との初対局。河口俊彦八段『新・対局日誌』の影響ではあるが、土佐六段の将棋は好んでよく並べた。  竜王は、竜王戦三連勝で気分をよくしての登場。対して土佐七段は、特異な才能の持ち主で、不思議な感覚、不思議な腕力がある。 いった...
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1992/1/21 藤井猛四段—大野八一雄五段(順位戦)

感想 大野八一雄五段(4勝3敗)と藤井猛四段(5勝2敗)の戦い。今期順位戦はあと3局。 本局は藤井四段の三間飛車に、大野五段の天守閣美濃。大野五段が☖7二飛と一歩交換を目指してきたのがやや珍しい気がする。☖7五歩☗同歩☖同飛に当然☗7六歩と...
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1991/12/12 藤井猛四段—天野高志アマ(竜王戦)

感想 ついに藤井四段の竜王戦が始まる。藤井ファンにとっては愛着のある棋戦。初戦は恒例のアマチュア戦だ。将棋の世界は特殊なもので、奨励会という養成機関を抜けてきたプロ棋士にとって、アマチュア戦というのは絶対に負けられない戦いだと想像する。対局...
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1991/11/18 藤井猛四段—中田宏樹五段(棋聖戦)

感想 三度中田宏樹五段戦。 本局は藤井四段の先手三間飛車に中田五段が☖6四歩~☖7二飛~☖6五歩とあまり見ない仕掛けを敢行した。 これに持ち時間3時間の内62分を費やして☗同歩。☖8二飛(40手目)とされたところは一見後手が捌けそうに見えた...
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1991/10/12 藤井猛四段—中田宏樹五段(早指し選手権戦)

感想 再び中田宏樹五段との戦い。中田五段とは1991年度で3局も対戦する。 藤井四段の三間飛車に中田五段の☖5三銀左急戦。これまで並べた印象では、1991年は既に急戦は下火で居飛車穴熊や左美濃(天守閣美濃)が主流になっている。将棋の勉強を始...
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1991/10/8 藤井猛四段—高田尚平四段(順位戦)

感想 高田流左玉で有名な高田四段との順位戦。両者とも3勝1敗だ。 高田四段が☖8四歩と突かずに☖6二銀としたところで右四間飛車を悟ったか、藤井四段は16分考えて☗7八飛と三間飛車に構えた。そこからすぐ石田流に組み、☖5四銀に☗7七桂と対応し...
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1991/9/3 藤井猛四段—中田宏樹五段(順位戦)

感想 前節で痛い逆転負けを喫し、連敗を避けたい順位戦。1勝1敗同士の中田宏樹五段との戦い。中田五段とは2011年第70期B級1組順位戦の藤井システム復活の将棋もあって、印象的な対局相手の一人だ。年齢差はあまり感じていなかったが、藤井四段より...
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1991/6/28 藤井猛四段—堀口弘治五段(新人王戦)

感想 堀口五段には4月にも対戦しており、早くも2戦目。前回負けであったためリベンジ戦となる。 本局は藤井四段の三間飛車に堀口五段の天守閣美濃。四間飛車ではなく三間飛車のため、対左美濃藤井システムとは異なる将棋になるはずである。藤井四段がどの...
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1991/5/9 藤井猛四段—北村昌男八段(銀河戦)

感想 昔は非公式戦だった銀河戦。本局は第1期銀河戦予選。銀河戦は藤井四段デビューの1991年に始まったことを『藤井猛全局集』で初めて知った。 本局は藤井四段が三間飛車に構えた。それを見て北村八段は穴熊。三間飛車対居飛車穴熊の構図はもう何十年...