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1993/2/22 藤井猛四段—大島映二六段(NHK杯)

感想 大島映二六段との一戦。 藤井四段は四間飛車。前回は大島六段の居飛車穴熊に屈したが、本局の大島六段は天守閣美濃を採用した。そう言えば美濃囲いを作るとき、いつしか☗3八銀ばかりになり、☗3八玉という符号は見なくなった。 藤井四段の構えは☗...
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1993/1/28 藤井猛四段—土佐浩司六段(王将戦)

感想 早見えの天才、土佐浩司六段との戦い。私は藤井猛ファンでもあり、土佐浩司ファンでもあるので、このカードは個人的ゴールデンカード。 戦型は藤井四段の四間飛車の対抗形。序盤、居飛車穴熊に組もうとする土佐六段に対し、☗4八飛と牽制球を投げた。...
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1992/9/17 藤井猛四段—神崎健二五段(銀河戦)

感想 神崎健二五段との対局。 本局は、非公式戦ながら、対穴熊藤井システムの歴史を語る上で重要な一局。対穴熊藤井システムの登場は1995年12月だが、その原型となる仕掛けが本局で指されている。杉本昌隆三段が披露した攻撃的布陣は先崎学五段戦(1...
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1992/9/2 藤井猛四段—酒井順吉六段(銀河戦)

感想 酒井順吉六段との一戦。 この将棋は何かの機会に再放送を見た記憶がある。藤井四段の鋭い眼光と神吉宏充七段の解説が印象に残っている。 戦型は藤井四段の四間飛車に酒井六段の天守閣美濃。当時としてはお馴染みの戦型になった。 本局の藤井四段の作...
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1992/7/31 高橋道雄九段—藤井猛四段(王将戦)

感想 タイトル5期、棋戦優勝3回、A級13期という実績を持つ高橋道雄九段との一戦。私にとって高橋道雄藤井猛戦というカードは藤井システムの戦いと同義であった。絶対に藤井システムを成功させたいと言う藤井九段と、藤井システムは無理だと言う高橋九段...
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1992/7/14 藤井猛四段—中田功五段(順位戦) ※指し直し局

感想 千日手指し直し局。21時35分対局開始。 今度こそどちらかが振ると思いきや3手目☗2六歩に☖8四歩と応じ、横歩取りとなった。お互い意地になっているような面白さがある。藤井四段の横歩取りは4月の桐山九段戦(NHK杯)以来2回目。桐山九段...
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1992/5/12 泉正樹六段—藤井猛四段(棋聖戦)

感想 泉六段との対戦。三度目の登場で、過去藤井九段の2勝。 過去相振り飛車、四間飛車対居飛車穴熊ときて本局は四間飛車対玉頭位取りになった。泉六段も芸が広い。 玉頭位取りに対し☖8四歩が面白い。 普通☗8五歩を与えて損なように思えるが、☖8三...
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1992/4/17 藤井猛四段—所司和晴五段(棋聖戦)

感想 所司和晴五段との一戦。私は所司五段の『駒落ち定跡』で駒落ちを勉強した身。この本で一通り駒落ち定跡に触れることができて大変感謝している。 本局は藤井四段の第61期棋聖戦初戦。戦型は藤井四段の四間飛車に所司五段の天守閣美濃となった。 ☗6...
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1992/3/9 中村修七段—藤井猛四段(棋王戦)

感想 中村修七段との初対局。ファンサービスにも熱心だが、今なお盤上に闘志を燃やし続けるアツい棋士でもある。心底カッコいいと思える棋士で、好きな棋士の一人。 本局は自戦解説編掲載局。戦型は藤井四段の四間飛車に中村七段の居飛車穴熊となった。序盤...
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1992/3/6 郷田真隆四段—藤井猛四段(竜王戦)

感想 郷田真隆四段との対戦。私が将棋を見始めた頃、羽生、森内、佐藤(康)、郷田という面々が四強と言われていた。そのため郷田将棋を目にする機会が多かったが、「格調高い」と評されるように、素人ながらいつも美しさを感じる。好きな棋士の一人。 本局...
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1992/2/24 藤井猛四段—土佐浩司六段(NHK杯)

感想 土佐浩司六段との初対局。河口俊彦八段『新・対局日誌』の影響ではあるが、土佐六段の将棋は好んでよく並べた。  竜王は、竜王戦三連勝で気分をよくしての登場。対して土佐七段は、特異な才能の持ち主で、不思議な感覚、不思議な腕力がある。 いった...
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1992/2/5 藤井猛四段—北村昌男八段(王将戦)

感想 北村昌男八段は5月に銀河戦で敗戦した相手。銀河戦は非公式戦ながら、本局はリベンジ戦と言えるだろう。そして本局は王将戦初参加となる。 前局は藤井四段の三間飛車に北村八段の居飛車穴熊だったが、本局は藤井四段が3手目に☗2六歩として居飛車を...
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1991/11/21 高田尚平四段—藤井猛四段(天王戦)

感想 高田尚平四段との対局。不思議と同じ棋士との対局が続くことがある。 天王戦は1992年まで行われていた棋戦。今の叡王戦と似ており、段位別の予選があり、各段から2名ずつ本戦進出者を決めていたようだ。 本局はまさかの相掛かり。高田四段が3手...
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1991/11/1 藤井猛四段—佐藤義則七段(棋聖戦)

感想 過密と言えるような対局スケジュールをこなしてきた藤井四段だったが、ここで少し間が空いた。本来10月16日に山口千嶺七段戦(棋聖戦)があるはずだったが、不戦勝で対局が無くなっている。 こういう時、棋士のファンにとっては「ラッキー」とは微...
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1991/10/8 藤井猛四段—高田尚平四段(順位戦)

感想 高田流左玉で有名な高田四段との順位戦。両者とも3勝1敗だ。 高田四段が☖8四歩と突かずに☖6二銀としたところで右四間飛車を悟ったか、藤井四段は16分考えて☗7八飛と三間飛車に構えた。そこからすぐ石田流に組み、☖5四銀に☗7七桂と対応し...