先手四間飛車

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1991/12/6 藤井猛四段—野田敬三四段(天王戦)

感想 野田敬三四段との戦い。何気ないことだが、ここで初めて対局場所に関西将棋会館が出てくる。 本局は藤井四段の先手四間飛車に野田四段の居飛車穴熊。早めに☗3七桂と跳ね、☖4四歩とさせたことで後手から急戦という選択肢を奪った。そして銀冠を早め...
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1991/11/1 藤井猛四段—佐藤義則七段(棋聖戦)

感想 過密と言えるような対局スケジュールをこなしてきた藤井四段だったが、ここで少し間が空いた。本来10月16日に山口千嶺七段戦(棋聖戦)があるはずだったが、不戦勝で対局が無くなっている。 こういう時、棋士のファンにとっては「ラッキー」とは微...
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1991/5/30 藤井猛四段—泉正樹六段(早指し選手権戦)

感想 ハンマー猛!藤井九段が若いころは「ハンマー猛」という渾名がついていたそうだが、本局も「ハンマー猛」らしい将棋だったのではないだろうか。 藤井四段の先手四間飛車銀冠に泉六段の居飛車穴熊という構図。『藤井猛全局集 竜王獲得まで』の自戦解説...
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1991/5/30 藤井猛四段—前田祐司七段(早指し選手権戦)

感想 藤井四段の四間飛車だが、先手四間飛車はこれが初。1991年度は先手の場合四間飛車より三間飛車の方が多く、逆に後手番では三間飛車は無く四間飛車がほとんどだ。藤井九段は「1年目は、戦法を模索していた」と振り返っており、色々指していたという...
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1991/3/20 藤井猛三段—真田圭一三段(若駒戦)

感想 藤井先生は1994/4/1付けで四段昇段であり、プロ入り前最後の対局だったと思われる。 本局は真田三段が角道を開けたまま左美濃~穴熊に組む趣向を見せたが、藤井三段は堂々と銀冠に組んだ。後手の右金を穴熊にくっつけづらいというのが先手の主...