四間飛車

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1994/2/22 藤井猛四段—高橋道雄九段(王座戦)

感想対振り飛車の大家、高橋道雄九段との対局。高橋九段とは約1年半ぶりの対局。前局は藤井四段の後手で、高橋九段の天守閣美濃に敗れた。しかし藤井四段も追い込んでいた。本局は藤井四段の先手で、藤井四段の四間飛車に高橋九段の端歩突き居飛車穴熊となっ...
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1994/1/28 郷田真隆五段—藤井猛四段(新人王戦)

感想郷田真隆との一戦。約2年ぶりの対戦となる。この間に郷田五段は棋聖を獲得した。藤井四段の四間飛車に郷田五段の左銀急戦。シンプルな形ながら☗4八金や☗1六歩が入り仕掛けのタイミングがやや遅い。藤井四段はその間に☖6四歩~☖6五歩と伸ばし、☖...
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1994/1/14 藤井猛四段—鈴木輝彦七段(竜王戦)

感想鈴木輝彦七段との戦い。藤井四段の四間飛車に、鈴木七段は5筋位取りから☖5二金左として徹底的に抑え込もうとする形。藤井四段は☖5五歩に対してさっと☗7五歩と7筋の位を取って三間飛車に振り直し、一方的に抑え込まれないようにした。お互いの主張...
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1993/12/14 藤井猛四段—武者野勝巳六段(順位戦)

感想武者野勝巳六段との順位戦。武者野六段とはこれが唯一の対局。武者野六段は藤井猛竜王時代、竜王戦群馬対局やインターネット中継に尽力された印象がある。順位戦成績はここまで藤井四段が5勝1敗、武者野六段は6連勝!成績が良い者同士の対決で、昇級の...
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1993/11/29 室岡克彦六段—藤井猛四段(竜王戦)

感想室岡克彦六段との戦い。9か月ぶりに顔を合わせた。藤井四段は竜王戦4組の初陣。室岡六段との前回の戦いでは、室岡六段が居飛車穴熊を選択したが、本局では天守閣美濃。序盤、まず16手目☖6四歩が目を引く。☖6二玉型で☖6四歩と突くのは当時として...
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1993/11/25 阿部隆六段—藤井猛四段(棋聖戦)

感想阿部隆六段との対戦。1992年度の新人王戦以来2回目の対戦となる。戦型は藤井四段の四間飛車に阿部六段の天守閣美濃。29手目、☗4九金型のまま、☖4四角とできない状態で☗2四歩と仕掛けていったのが阿部六段の工夫と思う。一段金天守閣美濃との...
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1993/11/19 岡崎洋四段—藤井猛四段(新人王戦)

感想岡崎洋四段との一戦。序盤、藤井四段の四間飛車に岡崎四段は☗5七銀左急戦を見せた。藤井四段は☖4一金型四間飛車に☖6四歩型を示し、この形の貴重な実戦例が見られるかと思ったが、岡崎四段が☗4五歩早仕掛けなのか棒銀なのかなかなか仕掛けの態度を...
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1993/11/1 深浦康市四段—藤井猛四段(竜王戦)

感想深浦康市四段との戦い。竜王戦では2期連続の対戦で、前期は6組ランキング戦決勝、今期は昇級者決定戦決勝で当たる。よく勝っている若手同士ということもあり、大きい舞台で当たりやすい。そして本局は『藤井猛全局集 竜王獲得まで』の自戦解説に収録さ...
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1993/10/29 藤井猛四段—先崎学五段(王座戦)

感想先崎学五段との戦い。本局に勝てば二次予選進出が決まる。この将棋は『振り飛車党宣言!③居飛車穴熊対策編』に自戦解説が掲載されている。藤井四段は四間飛車。先崎五段は玉側の端歩を受けて☖5三銀型に構え、持久戦か右銀急戦かはっきりしない。そして...
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1993/9/30 飯塚祐紀四段—藤井猛四段(王座戦)

感想飯塚祐紀八段との戦い。2月以来、約7か月ぶりの対戦。最近飯塚祐紀八段昇段祝賀会が行われたという情報を目にした。いつも思うことだが、今九段や八段になった棋士の四段同士時代の棋譜を並べることができるというのは、面白さを感じる。戦型は飯塚四段...
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1993/9/29 畠山鎮四段—藤井猛四段(銀河戦)

感想畠山鎮四段との戦い。この日は藤井四段23歳の誕生日。畠山鎮四段とは1993年1月に順位戦で戦っている。その対局では畠山四段は天守閣美濃を採用したが、本局は☗6九金型☗4五歩早仕掛けを採用した。☗6九金型であるため☖2四同角と対応し、畠山...
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1993/9/21 藤井猛四段—川上猛四段(順位戦) ※指し直し局

感想千日手指し直し局。藤井四段2時間8分、川上四段3時間38分の持ち時間で17時10分に対局開始した。千日手局では居飛車穴熊に組んだ川上四段だったが、指し直し局では急戦を採用。四間飛車対急戦の最も典型的な形と言える☗6七銀型四間飛車と☖5三...
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1993/9/21 川上猛四段—藤井猛四段(順位戦) ※千日手局

感想順位戦第4回戦、川上猛四段戦。藤井四段、川上四段とも2勝1敗。川上四段は今期初参戦。川上四段は3手目に☗9六歩としたが、その後居飛車穴熊に組みに行った。早くに端歩を突くことで「居飛車穴熊ではない」と見せた意味があるかもしれないが、藤井四...
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1993/9/13 勝浦修九段—藤井猛四段(王位戦)

感想勝浦修九段との戦い。勝浦九段とは1991年度にも対戦しており、お互いがっちり銀冠に組み合う将棋で負けている。本局も勝浦九段は16手目☖5三銀右と持久戦調の構え。藤井四段は四間飛車であったが、そこで☗7五歩と三間飛車への変化を示した。☖8...
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1993/7/16 土佐浩司六段—藤井猛四段(全日プロ)

感想土佐浩司六段戦。大好きなカードで、早くも3局目。これまでの対局では、藤井四段の振り飛車に土佐六段が穴熊に組みにいく形だった。本局の土佐六段も持久戦調を目指したが、☗5九銀から角道をあけながら銀冠穴熊に組みに行った。やや変則的な形だが、藤...