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1992/11/20 藤井猛四段—真田圭一四段(棋聖戦)

感想真田圭一四段との一戦。真田四段とは過去2局の棋譜が掲載されていたが、真田四段昇段後初の対戦となる。戦型は藤井四段の四間飛車に真田四段の天守閣美濃。藤井四段は☗3九玉型だが、4筋を取らない指し方だった。対左美濃藤井システムと言われる前の時...
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1992/11/12 藤井猛四段—中田功五段(新人王戦)

感想中田功五段との一戦。前回のこのカードは矢倉(千日手)、横歩取りと意表の相居飛車シリーズになった。本局は藤井四段の四間飛車に中田五段の居飛車となり、安心して並べられる戦型となった。中田五段の構えは天守閣美濃~米長玉銀冠。一方藤井四段の方は...
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1992/11/6 藤井猛四段—豊川孝弘四段(順位戦)

感想豊川孝弘四段との一戦。豊川四段は藤井四段よりも後に四段昇段しており、席次では藤井四段が上座での対局となったはずだ。ここまでの順位戦成績は藤井四段が4勝1敗、豊川五段が5勝0敗。勝負所だ。戦型は藤井四段の四間飛車に豊川四段の天守閣美濃。こ...
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1992/10/23 河口俊彦六段—藤井猛四段(棋聖戦)

感想河口俊彦七段との一戦。私は河口六段の『新・対局日誌』で将棋を見る目を養った。『藤井猛全局集』では藤井猛九段の棋譜を並べるほかに、河口六段のような棋士の棋譜も並べることができる点でも嬉しいものがある。戦型は相振り飛車。この頃としては珍しい...
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1992/10/6 中田章道六段—藤井猛四段(順位戦)

感想中田章道六段との順位戦。中田六段は詰将棋作家の印象が強い。順位戦成績はここまで中田六段が1勝3敗、藤井四段が3勝1敗。戦型は藤井四段の四間飛車に中田六段が左銀急戦の形になった。藤井四段、本局は当時のオーソドックスな形であった☖5四歩型と...
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1992/10/1 藤井猛四段—安西勝一五段(銀河戦)

感想安西勝一五段との銀河戦。安西五段は順位戦デビューの相手で、前局は居飛車穴熊で快勝した。本局も安西五段は三間飛車を採用した。対する藤井四段は、今回は天守閣美濃を採用した。藤井四段が3筋の歩交換を行った。3筋で飛車が向かい合っている状態で、...
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1992/9/24 田丸昇八段—藤井猛四段(王位戦)

感想田丸昇八段との一戦。藤井四段の第34期王位戦初戦である。3~4手目に9筋の交換が入ったのが珍しい。ここに何かしらのアヤがあったか、本局は相矢倉に進んだ。相矢倉と言ってもお互いに玉頭に厚みを築き、長い戦いになりそうな予感がある。序盤少し面...
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1992/9/17 藤井猛四段—神崎健二五段(銀河戦)

感想神崎健二五段との対局。本局は、非公式戦ながら、対穴熊藤井システムの歴史を語る上で重要な一局。対穴熊藤井システムの登場は1995年12月だが、その原型となる仕掛けが本局で指されている。杉本昌隆三段が披露した攻撃的布陣は先崎学五段戦(199...
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1992/9/16 藤井猛四段—武市三郎五段(順位戦)

感想武市三郎五段との順位戦第4回戦。ここまでの順位戦成績は武市五段が0勝3敗、藤井四段が2勝1敗。藤井四段は第3回戦では痛い敗戦を喫した。武市五段と言えば筋違い角で有名だが、本局は藤井四段が先手。どういう形になるかと思ったが、武市五段は、振...
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1992/9/11 藤井猛四段—所司和晴五段(王座戦) ※指し直し局

感想千日手指し直し局。お互い約1時間30分の持ち時間で再開した。指し直し局は藤井四段の四間飛車に所司五段が居飛車穴熊を選択した。対する藤井四段の作戦は立石流への組み替えであった。これまでも立石流を目指す指し方は現れているが、対居飛車穴熊で☗...
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1992/9/11 所司和晴五段—藤井猛四段(王座戦) ※千日手局

感想所司和晴五段との一戦。約5か月ぶり、2度目の対戦となる。戦型は所司五段の天守閣美濃に、藤井四段が高橋道雄九段戦(1992/7/31・王将戦)以来、2度目の「対左美濃藤井システム」を発動した。美しい。所司五段は☗9八玉から米長玉銀冠に組み...
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1992/9/8 藤井猛四段—米長邦雄九段(全日プロ)

感想米長邦雄九段との対局。楽しみなカードの一つ。この時米長九段は49歳。名人を奪取する約半年前の対局となる。このカードの前回の戦型は米長九段の棒銀だった。本局の戦型は藤井四段の四間飛車に米長九段の☖5三銀左急戦。左銀急戦の中でも、☖7三銀上...
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1992/9/2 藤井猛四段—酒井順吉六段(銀河戦)

感想酒井順吉六段との一戦。この将棋は何かの機会に再放送を見た記憶がある。藤井四段の鋭い眼光と神吉宏充七段の解説が印象に残っている。戦型は藤井四段の四間飛車に酒井六段の天守閣美濃。当時としてはお馴染みの戦型になった。本局の藤井四段の作戦はちょ...
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1992/8/25 藤井猛四段—櫛田陽一五段(順位戦)

感想世紀末四間飛車で知られる櫛田陽一五段との対戦。私の場合、☖4一金型四間飛車に出会うまでは、特に☗4五歩早仕掛けの対応で「世紀末四間飛車」に書かれてある変化にお世話になることが多かった。ここまでの順位戦成績は藤井四段が2勝0敗、櫛田五段が...
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1992/8/20 阿部隆五段—藤井猛四段(新人王戦) ※指し直し局

感想千日手指し直し局。戦型は相振り飛車になった。阿部五段は純粋居飛車党のイメージがあったので3手目☗6六歩から振り飛車にしたのには驚いた。向かい飛車対三間飛車、囲いは相金無双。伝統的な形となった。こういう展開には安心感を覚えるので、自分の根...