快勝譜

棋譜並べ

1991/9/17 植山悦行五段—藤井猛四段(順位戦)

感想 引き続き順位戦。植山悦行五段(1勝2敗)と藤井四段(2勝1敗)の戦い。 藤井四段は四間飛車に構えた。ここで初めて、☖3二銀~☖4二飛ではなく、単に☖4二飛が登場する。それに対して植山五段は☗5七銀左急戦に構えた。 ☗5七銀左急戦ではあ...
棋譜並べ

1991/9/3 藤井猛四段—中田宏樹五段(順位戦)

感想 前節で痛い逆転負けを喫し、連敗を避けたい順位戦。1勝1敗同士の中田宏樹五段との戦い。中田五段とは2011年第70期B級1組順位戦の藤井システム復活の将棋もあって、印象的な対局相手の一人だ。年齢差はあまり感じていなかったが、藤井四段より...
棋譜並べ

1991/7/10 藤井猛四段—池田修一六段(全日プロ)

感想 池田修一六段との戦い。 ☗7六歩☖8四歩☗6八銀という意表の出だし。今日はこの形で行くと決めていたのだろうか。私は今まで相居飛車を全く勉強してこなかったので、池田六段の駒組みがどれだけ意外性を持つのかよく分からないが、居玉のまま☖6四...
棋譜並べ

1991/6/28 藤井猛四段—堀口弘治五段(新人王戦)

感想 堀口五段には4月にも対戦しており、早くも2戦目。前回負けであったためリベンジ戦となる。 本局は藤井四段の三間飛車に堀口五段の天守閣美濃。四間飛車ではなく三間飛車のため、対左美濃藤井システムとは異なる将棋になるはずである。藤井四段がどの...
棋譜並べ

1991/6/18 藤井猛四段—安西勝一五段(順位戦)

感想 いよいよ藤井猛四段の順位戦が始まる。並べる方も気合が入る。どうでもいいことだが、番勝負やリーグの最初の将棋が先手というのはなんとなく気分が良い。 藤井四段との共著ではないが、安西五段もまた『振り飛車党宣言』の著書の一人。ここまで並べて...
棋譜並べ

1991/5/30 藤井猛四段—前田祐司七段(早指し選手権戦)

感想 藤井四段の四間飛車だが、先手四間飛車はこれが初。1991年度は先手の場合四間飛車より三間飛車の方が多く、逆に後手番では三間飛車は無く四間飛車がほとんどだ。藤井九段は「1年目は、戦法を模索していた」と振り返っており、色々指していたという...
棋譜並べ

1991/5/30 佐藤大五郎八段—藤井猛四段(早指し選手権戦)

感想 「薪割り流」という異名を持つ佐藤大五郎八段との一戦。佐藤八段は四間飛車党であり、藤井四段が居飛車を選択した。 戦型は相穴熊の雰囲気もあったが、☖9四歩☗9六歩の交換があり、藤井四段の天守閣美濃と佐藤八段の美濃囲いとなった。☗3八玉~☗...
棋譜並べ

1991/4/3 藤井猛四段—山口英夫七段(棋聖戦)

感想 藤井先生のプロデビュー戦。 山口英夫七段は振り飛車党であり、藤井四段は3手目に居飛車を明示した。ところがそれを見た山口七段も居飛車にし、藤井四段のデビュー戦は相居飛車となった。 お互い早囲いからの矢倉となるが、藤井四段だけ飛車先の歩を...
棋譜並べ

1991/3/20 藤井猛三段—真田圭一三段(若駒戦)

感想 藤井先生は1994/4/1付けで四段昇段であり、プロ入り前最後の対局だったと思われる。 本局は真田三段が角道を開けたまま左美濃~穴熊に組む趣向を見せたが、藤井三段は堂々と銀冠に組んだ。後手の右金を穴熊にくっつけづらいというのが先手の主...