後手

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1993/10/21 飯塚祐紀四段—藤井猛四段(棋聖戦)

感想 なんと2局続けて飯塚祐紀四段と対戦。なかなか珍しい。 飯塚四段とはこれで3戦目。過去藤井四段が上手く指せている内容ということもあったか、本局は飯塚四段が3手目☗6六歩と一瞬相振り飛車を見せてから居飛車にする変化を見せた。藤井四段は☗6...
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1993/9/30 飯塚祐紀四段—藤井猛四段(王座戦)

感想 飯塚祐紀八段との戦い。2月以来、約7か月ぶりの対戦。最近飯塚祐紀八段昇段祝賀会が行われたという情報を目にした。いつも思うことだが、今九段や八段になった棋士の四段同士時代の棋譜を並べることができるというのは、面白さを感じる。 戦型は飯塚...
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1993/9/29 畠山鎮四段—藤井猛四段(銀河戦)

感想 畠山鎮四段との戦い。この日は藤井四段23歳の誕生日。 畠山鎮四段とは1993年1月に順位戦で戦っている。その対局では畠山四段は天守閣美濃を採用したが、本局は☗6九金型☗4五歩早仕掛けを採用した。 ☗6九金型であるため☖2四同角と対応し...
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1993/9/21 川上猛四段—藤井猛四段(順位戦) ※千日手局

感想 順位戦第4回戦、川上猛四段戦。藤井四段、川上四段とも2勝1敗。川上四段は今期初参戦。 川上四段は3手目に☗9六歩としたが、その後居飛車穴熊に組みに行った。早くに端歩を突くことで「居飛車穴熊ではない」と見せた意味があるかもしれないが、藤...
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1993/7/16 土佐浩司六段—藤井猛四段(全日プロ)

感想 土佐浩司六段戦。大好きなカードで、早くも3局目。 これまでの対局では、藤井四段の振り飛車に土佐六段が穴熊に組みにいく形だった。本局の土佐六段も持久戦調を目指したが、☗5九銀から角道をあけながら銀冠穴熊に組みに行った。やや変則的な形だが...
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1993/7/22 平藤眞吾四段—藤井猛四段(竜王戦)

感想 平藤眞吾四段との戦い。藤井四段は裏街道と言われる昇級決定戦を爆走しており、ここを勝てば決勝に進む。 戦型は藤井四段の四間飛車に平藤四段の☗5七銀左急戦。23手目に早くも☗3五歩と仕掛けた。 9筋の突き合いがないのが珍しい。もちろん1筋...
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1993/7/13 佐藤秀司四段—藤井猛四段(順位戦)

感想 順位戦第2回戦は佐藤秀司四段と対局。順位戦はここまで藤井四段1勝、佐藤四段1敗。 本局のオープニングは藤井四段の四間飛車に佐藤四段の☗5七銀左急戦。ただし、オーソドックスな形ではなく、藤井四段はいわゆる☖4一金型四間飛車に構え、その後...
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1993/6/14 内藤國雄九段—藤井猛四段(NHK杯)

感想 NHK杯本戦という舞台での内藤國雄九段戦。若手と大御所との戦いはいつもワクワクする。前回の内藤國雄九段戦(1992/6/23・王将戦)も面白かった。 「自在流」の異名を持つ内藤九段の戦型は予想がつかない。前局、内藤九段は棒銀を採用した...
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1993/5/25 青木清五段—藤井猛四段(竜王戦)

感想 青木清五段との戦い。青木五段とはこの一局のみ。最近、訃報が発表された。 戦型は藤井四段の四間飛車に、青木五段の左銀急戦。藤井四段の構えは☖5四歩型で、既に懐かしい雰囲気。しかし青木五段は☗7七角と上がったりして仕掛けのタイミングを遅ら...
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1993/5/18 浦野真彦六段—藤井猛四段(王将戦)

感想 浦野真彦六段との対局。将棋も、将棋に対する姿勢もカッコいい棋士。 本局は藤井四段の四間飛車に、浦野六段は居飛車持久戦を選択。がっぷり四つの相銀冠になった。ただし居飛車が☗9五歩と端を取っているのが珍しい。 44手目☖2四歩が相手の理想...
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1993/4/30 武市三郎五段—藤井猛四段(銀河戦)

感想 筋違い角の使い手、武市三郎五段との戦い。 前回の対戦では藤井四段が先手だったが、本局は後手。いよいよ本家の筋違い角と対戦することになった。 藤井四段の対応は、伊藤博文五段戦(1992/2/18・順位戦)と同様、4筋と5筋の位を取る伝統...
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1993/4/23 飯野健二六段—藤井猛四段(王将戦)

感想 飯野健二六段との対局。 戦型は藤井四段の四間飛車。対して飯野六段は玉頭位取りを目指した。☗6八銀の局面は現代ではエルモ囲いの狙いになるが、当時は玉頭位取りだ。 藤井四段は☖4四銀型に組むのでもなく、石田流にするでもなく、26手目☖5四...
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1993/4/15 松浦隆一六段—藤井猛四段(竜王戦)

感想 竜王戦裏街道、松浦隆一六段との一戦。松浦隆一六段とはデビュー間もない頃に順位戦で対戦し、深夜の千日手指し直しの末敗れた。 本局は相振り模様から松浦六段が居飛車に切り替える相振り模様対抗形となった。 12手目☖6四歩は☗6五歩と気持ち良...
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1993/4/9 中田宏樹六段—藤井猛四段(棋王戦)

感想 中田宏樹六段との戦い。中田六段とは1991年度に3局と対局が集中したが、4局目は約1年半ぶりの対局となった。この間に中田六段は昇段している。この二人の将棋も好局が多い。 戦型は藤井四段の四間飛車に、中田六段の☗5七銀左急戦。左銀急戦の...
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1993/3/27 豊川孝弘四段—藤井猛四段(早指し新鋭戦)

感想 若手選抜の早指し新鋭戦。強い若手同士が対決する。 豊川孝弘四段との一戦。これで3局目で、ここまで1勝1敗。過去2局の豊川四段の作戦は矢倉引き角、天守閣美濃と来て、どのような作戦でくるか良く分からない。 本局、豊川四段が☗6六歩と止め、...